固体の試料の表面(数nm)に、どんな元素があり、他の元素とどのように結合しているか、を知ることができます。
また、試料を掘りながら(アルゴンガスエッチング)、深さ方向への測定も可能です。
<よくある受託試験内容>
変色発生部分など、不良品表面の元素組成分析
めっき薄膜の、深さ方向に対する元素組成比変化分析
固体試料にどんな化合物(物質)が存在しているか、を知ることができます。
複数の化合物が混ざっている場合でも、それぞれ何であるかわかります。
粉末の他、板状、塊といった形状でも分析できます。
<よくある受託試験内容>
生成物が何であるか(目的通りのものか)の確認
合成物,精製した物質に不純物が存在するかの確認
3D CADデータを元に、材料を積み重ねながら立体的な造形物を作成する装置です。
切削加工では難しい複雑な形状や自由曲面を簡単に作ることができ、製品の試作などに最適です。
装置毎に造形方法や材料が違い、造形物の精度や色,耐久性,コストに関わります。
当校では、目的に合わせて3種類の造型機を使い分けています。
光硬化樹脂液を吹き付けて固めて作ります。
下記光造形と比べ、精度は同等に良いのですが、材料が高価です。
熱で溶かした材料を積み重ね作ります。
精度はあまりよくありませんが、耐候性がよいです
一般の3Dプリンタでは難しい中空の構造も製作することができます。
上記インクジェット式と同等精度、材料は安価で高強度ですが、湿気に弱いです。
<よくある受託試験内容>
モックアップ・試作品の作成
複雑な形状の物、一点物の部品等の作成 *材質の都合上、強度に制約有り
100万倍の高倍率(1nmが分かる)で、試料表面の静止画・動画を撮影できます。
試料を-20~1,500 ℃に冷却・加熱したり、~2,700 Paの低真空水蒸気下で乾燥させない等、多様な条件にできます。
また、元素分析もでき、絶縁物・生物など観察対象範囲が広い装置です。
<よくある受託試験内容>
微細な製造・加工物の形状・サイズ観察
変色発生部分など、不良品表面の元素組成分析
試料に含まれる元素の種類・濃度を調べることができます。
含まれる量が数ppmの低濃度でも検出でき、固体だけでなく液体も測定することができます。
<よくある受託試験内容>
製品への混入異物が何であるか調べる
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