授業の目標と概要 |
地球温暖化,環境悪化などへの対応が必須の時代になってひさしい.日本では2000年に循環型社会形成推進基本法が成 |
立し,それまでの社会のしくみそのものが根本的に見直されるなど,「ものづくり」も今や地球環境問題抜きには考え |
られない.すなわち,資源保護だけではなく,あらゆる製品について,設計・製造・使用・廃棄のすべての段階で環境 |
に負荷をかけないことが必須となっている.この講義では,そうした環境問題を考慮したものづくりの現状と未来を一 |
緒に考えていく. |
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カリキュラムにおける位置づけ |
例えばエンジンの高効率化は省エネルギ性向上や廃棄物の減少となり,資源有効利用や環境保護につながる.さらに |
は,例えばライフサイクルエンジニアリングは,設計段階から製品のリデュース・リユース・リサイクルの3Rを考慮 |
したものづくりのあり方を体系化するものである.現在の「ものづくり」に必須の基礎を知る機会とする. |
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1.地球と自然環境 |
2 |
地球の歴史,大気・海と川・土と森林の役割 |
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2.地球環境問題 |
4 |
(1)地球温暖化,オゾン層破壊,酸性雨 |
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(2)野生生物種の減少,森林破壊,砂漠化 |
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3.地球環境問題の対策に関する世界の動き |
2 |
環境と開発に関する国際会議,京都議定書 |
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4 日本の公害問題と対策 |
4 |
(1)公害問題の実情 |
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(2)ソフト・ハード対策,循環型社会 |
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5.日本のエネルギー |
4 |
エネルギー事情と対策,新エネルギーの開発 |
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6.省エネルギー |
4 |
(1)省エネルギー技術 |
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(2)ESCO事業 |
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7.環境と経営 |
2 |
環境マネジメントシステム,企業の社会的責任 |
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8.環境と商品 |
2 |
グリーン購入,ライフサイクルアセスメント,環境配慮設計 |
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9 環境と暮らし |
2 |
食生活,住生活 |
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10.コミュニティビジネス |
2 |
地域循環システムつくり |
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11.環境との共生 |
1 |
自然と将来への責任 |
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教科書 |
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
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評価基準 |
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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