授業の目標と概要 |
工業力学は,物体の挙動を扱う工学全般にわたる基礎学問である.構造物の様々な部分に,どのような力がどのよう |
に働くのか,あるいは,その力とその部分の運動との関係がどのようになっているのか等を知ることは,機械や構造 |
物を設計・製作する上で重要である.本講義では,釣合い,モーメント,質点の運動,剛体の動力学等を基に,運動, |
エネルギー,摩擦,衝突等についても言及する.また,各章の終了時に演習を実施する. |
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カリキュラムにおける位置づけ |
関連科目:物理,微分積分学,解析学 |
これらの科目を理解していることを前提として講義を進める. |
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1.静力学の基礎 |
7 |
力とベクトル |
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力の合成と分解 |
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力の釣合いの条件 |
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力のモーメント |
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演習 |
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7.5 |
2.剛体に働く力 |
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着力点の異なる力の合成 |
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偶力 |
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着力点の異なる力の釣合い |
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トラス |
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演習 |
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3.重心 |
7 |
重心 |
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回転体の表面積と体積 |
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演習 |
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7.5 |
4.摩擦 |
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静摩擦 |
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動摩擦 |
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転がり摩擦 |
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機械要素における摩擦 |
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演習 |
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5.運動学 |
7 |
並進運動 |
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回転運動 |
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等速円運動と等角加速度円運動 |
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相対運動 |
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演習 |
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6.並進運動をする物体の動力学 |
7.5 |
ニュートンの運動の法則 |
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慣性力 |
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求心力と遠心力 |
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