国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
電子計算機Ⅱ
 
担 当 教 官 舘泉 雄治
学年、学科等 4年 電気工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
コンピュータを単なるブラックボックスとして考えるのではなく、その構造と動作原理を理解することは、電気系の技
術者として重要である。電子計算機Ⅱでは、LANとインターネット、コンピュータの高速化手法などを解説する。
カリキュラムにおける位置づけ
前期の電子計算機Ⅰでは、コンピュータの基礎とその内部構造を中心に講義を行い、後期の電子計算機Ⅱでは、ネット
ワークやコンピュータの高速化技術などを中心に講義を行う。
授業の内容 時間
1.LANとインターネット
  LANとインターネットについて理解すること
4
1.1 TCP/IP
    IPアドレスなどについて学習する。
1.2 OSI参照モデル 4
    OSI参照モデルやTCP/IPのレイヤを学習する。
1.3 Ethernetとアクセス技術
    Ethernetの具体例やCSMA/CDを学習する。 4
1.4 CIDRとDNS
    CIDRやDNSの構造を学習する
2
後期中間試験 1
2.高速化と並列計算機
  コンピュータの高速化手法と並列計算機について理解すること。
2
2.1 各種高速化手法
    CPUやメモリ、バスの高速化手法が学習する。
2.2 並列計算機の概要 2
    並列計算機の種類と特徴について学習する。
2.3 SIMDとMIMD
    具体的な並列化手法について学習する。 4
2.4 非ノイマン型計算機
    ニューロコンピュータなど、非ノイマン型計算機について学習する。
4
3.課題(レポート)
  ネットワークやコンピュータの高速化手法、非ノイマン型コンピュータなどに付いて各自が調査を行い、
レポート
を提出する。 2
学年末試験 1

(続き)
教科目名
電子計算機Ⅱ
 
教科書
書名:計算機システム  著者:春日 健、舘泉雄治  発行所:コロナ社
補助教科書
履修上の注意
ネットワークやコンピュータの高速化に使用されている技術は比較的高度な技術であり、また、非常に速い速度で進化し続け、決して止まることがない。この講義は、基礎技術と最新の動向・トピックスなどを織り交ぜながら進めていく。両者の違いを踏まえた上で受講すること。
評価基準
レポートの評価は、オリジナリティ、調査の度合、理解度などを総合的に判断する。
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
C-2,C-6
JABEE
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