国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
コンピュータ計測制御
 
担 当 教 官 松林 勝志
学年、学科等 3年 情報工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 自動制御技術の発展により,家庭電化製品から生産技術の現場まで自動化・省力化が進められている。制御工学に
ついて座学で学ぶ前に,コンピュータが外界の物理量を知る方法,またコンピュータが外界に物理的に働きかける方
法を学習する。次に実際にマイクロコンピュータの演習を通して,ADコンバータ,ロータリエンコーダ,各種セン
サ,モータのPWM制御等について学習する。
カリキュラムにおける位置づけ
 組み込み開発の導入として位置づけられる。コンピュータによる測定や制御の基礎として,座学の制御工学を学ぶ
前に体験する授業である。
授業の内容 時間
ガイダンス,センサーに関するレポートの説明 1
ADコンバータ,エイリアシング誤差 1
センサーに関する調査レポート講評 2
オペアンプ概要(記号,電源,形状,選定方法,基本動作) 2
電源,抵抗,電圧,LED等 2
オペアンプの使い方(インピーダンス,イマジナリーショート,反転・非反転回路) 2
反転・非反転回路の動作 実験 2
センサ出力レンジとAD入力レンジを合わせる回路(加算回路とゲインの調整) 2
後期中間試験 1
センサ出力レンジとAD入力レンジを合わせる実用回路 講義 2
オフセット付き増幅回路によるレンジ調整実用回路 講義 2
センサ出力レンジとAD入力レンジを合わせる実用回路 実験 2
オフセット付き増幅回路によるレンジ調整実用回路 実験 2
単電源オペアンプを使った増幅回路,ボルテージホロワ回路 2
モータの制御,H回路とPWM制御 2
マイクロコンピュータのプログラム開発 2
学年末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
必要に応じてプリントを配布(紙またはオンラインダウンロード)する。
補助教科書
増田良介著,はじめてのセンサ技術,工業調査会
履修上の注意
各種物理量を理解しておくこと。C言語によるプログラミングができること。情報工学実験Ⅱの時間とリンクした授業を行うので注意する。実験Ⅱの時間に講義をして本授業の講義で実験をする場合もある。期末試験の素点が35点に満たない場合は再試験は行わない。
評価基準
コンピュータによる計測と制御についての理解度を試験・レポート・ノート・小試験で総合的に評価する。評価の方法については,最初の授業で説明する。レポートは全提出・合格が評価の前提となる。
評価法
定期試験80%,レポートなど10%,ノート・小試験等10%
学習・教育目標 東京高専
C-1,C-2,C-5,C-6
JABEE
(c)(d)(h)