授業の目標と概要 |
自動制御技術の発展により,家庭電化製品から生産技術の現場まで自動化・省力化が進められている。制御工学に |
ついて座学で学ぶ前に,コンピュータが外界の物理量を知る方法,またコンピュータが外界に物理的に働きかける方 |
法を学習する。次に実際にマイクロコンピュータの演習を通して,ADコンバータ,ロータリエンコーダ,各種セン |
サ,モータのPWM制御等について学習する。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
組み込み開発の導入として位置づけられる。コンピュータによる測定や制御の基礎として,座学の制御工学を学ぶ |
前に体験する授業である。 |
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ガイダンス,センサーに関するレポートの説明 |
1 |
ADコンバータ,エイリアシング誤差 |
1 |
センサーに関する調査レポート講評 |
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オペアンプ概要(記号,電源,形状,選定方法,基本動作) |
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電源,抵抗,電圧,LED等 |
2 |
オペアンプの使い方(インピーダンス,イマジナリーショート,反転・非反転回路) |
2 |
反転・非反転回路の動作 実験 |
2 |
センサ出力レンジとAD入力レンジを合わせる回路(加算回路とゲインの調整) |
2 |
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センサ出力レンジとAD入力レンジを合わせる実用回路 講義 |
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オフセット付き増幅回路によるレンジ調整実用回路 講義 |
2 |
センサ出力レンジとAD入力レンジを合わせる実用回路 実験 |
2 |
オフセット付き増幅回路によるレンジ調整実用回路 実験 |
2 |
単電源オペアンプを使った増幅回路,ボルテージホロワ回路 |
2 |
モータの制御,H回路とPWM制御 |
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マイクロコンピュータのプログラム開発 |
2 |
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教科書 |
必要に応じてプリントを配布(紙またはオンラインダウンロード)する。
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
各種物理量を理解しておくこと。C言語によるプログラミングができること。情報工学実験Ⅱの時間とリンクした授業を行うので注意する。実験Ⅱの時間に講義をして本授業の講義で実験をする場合もある。期末試験の素点が35点に満たない場合は再試験は行わない。
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評価基準 |
コンピュータによる計測と制御についての理解度を試験・レポート・ノート・小試験で総合的に評価する。評価の方法については,最初の授業で説明する。レポートは全提出・合格が評価の前提となる。
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評価法 |
定期試験80%,レポートなど10%,ノート・小試験等10%
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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