国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
制御工学Ⅲ
 
担 当 教 官 松林 勝志
学年、学科等 5年 情報工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 すべての機械は制御されなければ,役に立たない。組み込み開発を担う情報系技術者にとって,制御工学の実際を
学ぶことは避けて通ることはできない。本校では難しい数学・電気電子回路はできるだけさけ,実際の事例を取り上
げながらわかりやすく解説し,制御工学の基礎を演習問題も解きながら習得することを目標とする。本講義は制御工
学Ⅱの続きである。
カリキュラムにおける位置づけ
 制御工学Ⅱに引き続いた座学となる。
授業の内容 時間
1.過渡応答(制御工学Ⅱの進捗状況によっては復習) 7
  インパルス応答,ステップ応答,ランプ応答について解析の方法を理解する。
2.周波数応答 7
  周波数伝達関数,ボード線図,過渡応答と周波数応答との関係について理解する。
前期中間試験 1
3.フィードバック制御系の安定性とその評価 6
  安定限界と安定評価の方法について理解する。
4.フィードバック制御系の特性 6
  定常特性と評価,閉ループ制御系についてステップ応答,周波数応答等を実例に沿って理解する。
5.制御からみた機械の設計(講義の進捗によっては講義しない場合がある) 2
  剛性,慣性モーメント,固有振動数,モータ出力と始動力,ロストモーション等
前期末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
やさしい機械制御,金子敏夫,日刊工業新聞社
補助教科書
履修上の注意
物理や微積,ラプラス変換,複素平面,対数の取り扱いに慣れておくこと。期末試験の素点が35点に満たない場合は再試験は行わない。
評価基準
講義内容について,理解度を試験・小テスト等で総合的に評価する。評価の方法については最初の授業で説明する。
評価法
定期試験80%,小テスト20%
学習・教育目標 東京高専
C-1,C-2,C-5,C-6
JABEE
(c)(d)(h)