授業の目標と概要 |
今後のエネルギー問題においては、エネルギーセキュリティとともに、地球温暖化への対応などの環境制約が重要な |
課 |
題である。本講義では、現代のエネルギー需給およびエネルギー資源の概要を理解するとともに、循環型社会形成に |
向 |
けて必要不可欠なエネルギーの供給、利用技術における新エネルギー技術について学ぶ。 |
|
カリキュラムにおける位置づけ |
5年の電力システム工学、パワーエレクトロニクスをあわせて履修することが望ましいが、必須ではない。 |
|
|
1.エネルギー需給の現状 |
6 |
人類は、最近の200年間で、地球上のエネルギーをかつてないテンポで消費してきている。エネルギー需給の |
|
現状を理解するために、エネルギーの形態と分類、需要側から見たエネルギー、供給側から見たエネルギー |
|
に |
|
ついて学習する。 |
|
(1) エネルギーとは |
|
(2) エネルギー消費 |
|
(3) エネルギー供給 |
|
|
8 |
2.エネルギー資源 |
|
石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料、ウランと原子力エネルギー、太陽光・風力・地熱などの自然エネル |
|
ギ |
|
ー、バイオマスに分け、種々なエネルギー資源の概要について学習する。 |
|
(1) 化石燃料 |
|
(2) 原子力エネルギー |
|
(3) 自然エネルギー |
|
(4) バイオマス |
|
|
|
|
|
3.地球温暖化の問題 |
2 |
地球環境が損なわれつつあるとの懸念から、国際社会において地球環境問題に対する認識が急速高まって |
|
いる。このうち、エネルギーと特に関連が深い地球温暖化問題の概要について学習する。 |
|
|
|
4.地球温暖化対策技術 |
10 |
地球温暖化を防ぐための対策として、省エネルギーおよび新エネルギーの代表的な技術について学習する。 |
|
(1) 省エネ技術とトップランナー |
|
(2) 発電効率向上とコージェネレーション |
|
(3) 新エネルギー発電技術 |
|
(4) エネルギー貯蔵(電力貯蔵) |
|
(5) 燃料電池 |
|
|
|
5.エネルギーシステム |
2 |
電気、ガス、石油などのエネルギー事業の概要を理解し、わが国のエネルギーシステムの展望について学習 |
|
す |
|
る。 |
|
|
|
|