国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
制御工学Ⅱ
 
担 当 教 官 松林 勝志
学年、学科等 4年 情報工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 すべての機械は制御されなければ,役に立たない。組み込み開発を担う情報系技術者にとって,制御工学の実際を
学ぶことは避けて通ることはできない。本校では難しい数学・電気電子回路はできるだけさけ,実際の事例を取り上
げながらわかりやすく解説し,制御工学の基礎を演習問題も解きながら習得することを目標とする。
カリキュラムにおける位置づけ
 コンピュ−タ計測制御,制御工学Ⅰに引き続いた座学となる。これらは座学で学ぶ前に,マイクロコンピュータに
よるモータの回転の位置決め制御や速度制御を行い,直感的に制御工学のイメージをつかむことを目的としていた。
本講義は体験した実験を理論で補う。
授業の内容 時間
1.機械制御とは 6
  フィードバック制御とは何かを理解する。
2.制御系解析の方法 8
  ラプラス変換と伝達関数を理解する。
後期中間試験 1
3.基本要素の伝達関数 6
  6つの基本要素の伝達関数を理解する。
4.ブロック線図の等価変換 8
  ブロック線図の結合速を学び等価変換を理解する。
5.過渡応答(講義の進捗具合で実施)
  ステップ応答,インパルス応答,ランプ応答について解析の方法を理解する。
学年末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
やさしい機械制御,金子敏夫,日刊工業新聞社
補助教科書
履修上の注意
物理や微積,ラプラス変換,複素平面,対数の取り扱いに慣れておくこと。期末試験の素点が35点に満たない場合は再試験は行わない。
評価基準
講義内容について,理解度を試験・小テスト等で総合的に評価する。評価の方法については最初の授業で説明する。
評価法
定期試験80%,小テスト等20%
学習・教育目標 東京高専
C-1,C-2,C-5,C-6
JABEE
(c)(d)(h)