国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
制御工学Ⅰ
 
担 当 教 官 松林 勝志
学年、学科等 4年 情報工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 自動制御技術の発展により,家庭電化製品から生産技術の現場まで自動化・省力化が進められている。制御工学に
ついて座学で学ぶ前に,マイクロコンピュータによるモータの回転の位置決め制御や速度制御を行い,直感的に制御
工学のイメージをつかむことを目的とする。
カリキュラムにおける位置づけ
 組み込み開発の導入として位置づけられる。コンピュータによる測定や制御の基礎として,座学の制御工学を学ぶ
前に体験する授業である
授業の内容 時間
モータの制御,H回路とPWM制御,マイクロコンピュータのプログラム開発 復習 2
モータの制御プログラミング(一定時間駆動) 復習 2
モータの制御プログラミング(所定の場所まで駆動) 2
位置決め制御のアイデアレポート作成 2
位置決め制御のアイデアレポート講評 4
位置決め制御のアイデア実験 2
前期中間試験 1
位置決め制御(位置フィードバック制御) 実験 2
位置決め制御(位置+速度フィードバック制御) 講義・実験 4
一定角速度で回転させる(位置+速度フィードバック制御) 講義・実験 4
一定角速度で回転させる(位置+速度+積分フィードバック制御) 講義・実験 4
前期末試験 1
   
   
教科書
オンラインテキスト
http://www.tokyo-ct.net/usr/kosaka/for_students/control/motcon/motconVer2.html
補助教科書
金子敏夫,やさしい機械制御,日刊工業新聞社
履修上の注意
 C言語によるプログラミングができること。早く授業が進んだ場合は,制御工学Ⅱの内容を実施する場合がある。レポートは加点方式で成績に加味される。期末試験の素点が35点に満たない場合は再試験は行わない。
評価基準
 位置決めや速度制御について,フィードバック制御の理解度を試験・レポート・小試験で総合的に評価する。評価の方法については最初の授業で説明する。レポートは全提出・合格が評価の前提となる。
評価法
定期試験80%,レポートなど10%,小試験等10%
学習・教育目標 東京高専
C-1,C-2,C-5,C-6
JABEE
(c)(d)(h)