| 【課題】 |
| 炭素繊維強化プラスチックの成形加工に関するテーマ |
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| 【キーワード】 |
| 複合材料,CFRP,炭素繊維,熱硬化性樹脂,熱可塑性樹脂,成形型材料,自動車部品 |
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| 【学士課程教育に相当する学修との関連】 |
| 自ら課題を探索する能力,チームワークやリーダーシップ,答えのない問題に解を見出す認知的能力については, |
| 本科における実験,卒業研究および専攻科1年における特別研究Ⅰではもちろんのこと,機械電気実験B,接合工学演 |
| 習,メカトロニクス特論,ユニバーサルデザイン,インターンシップなどを通じて身に着けてきた。また,研究に必 |
| 要な道具となる知識については,本科4年で学修した機械設計製図B,機械製作法や専攻科1年で学修した機械設計工学 |
| 特論や成形加工学を中心とした専門科目全般で身に着けている。本科目はこれらを総括する科目として位置づけられ |
| る。 |
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| 【達成目標】 |
| 本科4,5年および専攻科で学修した内容を駆使して,その先にある応用技術について問題解決できる能力および |
| それを検証するためのシミュレーション技術,更には実機に適用して検証するためのものづくり能力を育成し,グ |
| ループワークを通じてリーダーシップなどの社会性を身に着けさせ,主体的に考える力を習得させる。また,関連知 |
| 識の修得に努めることを通じて,修了後も自ら学び続ける態度・能力を養う。 |
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| 【概要】 |
| 自動車などの輸送機器の軽量化,高強度化のために炭素繊維強化プラスチックの成形加工技術に関する研究を実施す |
| る.そのためにまず,本科4年で学修した材料力学及び演習,機械製作法,機械設計製図B,本科5年で学修した加工学,機 |
| 能材料や専攻科1年で学修した成形加工学や機械設計工学特論の内容を輪講などを通じて深めるとともに,機械工作 |
| 法,材料力学,コンピュータ援用工学,設計工学,機械力学,伝熱工学,流体力学および材料学を中心とした機械工学 |
| 全般の知識を総動員し,これらの開発手法をグループワークを通じて検討する。これらの諸問題の解決手法を探るこ |
| とにより,課題解決能力を育む。さらに,専門家との意見交換や学会発表を通じてコミュニケーション能力も育成す |
| る。これと並行して課題・テーマに必要な学問内容であるが未修である内容については輪講をしてその知識を補って |
| ゆく。また,炭素繊維強化プラスチックの成形加工技術などの強度評価および耐久性評価に関連した知識を主体的に |
| 学ぶことも期待している。 |
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| 【計画】 |
| 輪講形式による材料力学,コンピュータ援用工学,設計工学,機械力学,機能材料,伝熱工学,材料学,機械工作法およ |
| び成形加工学を中心とした機械工学全般の知識の確認および補充(4月~7月) |
| 文献調査による研究の位置づけ理解 (4月) |
| 炭素繊維強化プラスチック成形品の試作(5~6月) |
| 成形品の強度試験およびCAE解析 (5月~11月) |