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教科目名
特別研究Ⅱ(個表16)
Advanced Research in Electrical and Electronic Engineering
担 当 教 官 安田利貴
学年、学科等 2年 専攻科電気電子専攻 実験
単位数 期間 必修 12 単位 通期 (合計 540 時間)
授業の目標と概要
情報・通信・回路・制御,電子材料・デバイス,エネルギーなどの基本的な知識・技術を基に,医療福祉機器におけ
る電気電子システムの総合的な知識・技術を教授する.同時に講義と連携する実験、演習、実習により「ものづく
り」のできる実践的開発応用能力を育成する.修了後も自らを成長させ続けていくための基礎力を養成する.
カリキュラムにおける位置づけ
本科5年次の卒業研究および専攻科1年次の特別研究Ⅰ,電気特別実験・演習,専攻科2年前期の生体医用工学概論
などを学修した後,電気電子システムへの応用として担当教員が提示した研究課題についての学修総まとめ科目とし
て、特別研究Ⅱを通年で行う.
授業の内容
【課題】
 医療福祉機器の開発のための基礎研究
【概要】
 電子工学,メカトロニクス,情報工学を基礎として,これらを複合的に活用することで,医療,福祉機器の開発,
評価技法を習得する.特に,工学者としての倫理を元に,安全性を考慮した実験計画を構築する.また,必要に応じ
て外部研究機関において議論などを行い,説明能力を習得させる.
【キーワード】
 メカトロニクス,計測工学,画像処理,生体医用工学
【計画】
授業で取り扱う研究課題は,専攻科1年次の特別研究Ⅰを引き続き発展的に行うこととする.また,1年間にわた
り,その分野を専門とする担当教員から特別研究Ⅱの指導を受ける.授業は,学生の主体性を生かして行うことす
る.                                   
【期間4~5月】研究課題の選定と立ち上げ
・特別研究Ⅱの前期時間割表を設定する(2時間).                   
・研究課題の背景,問題点について文献調査を行う(18時間).          
・研究課題の問題点解決をするためのストラテジーを構築する.ストラテジーはハード,ソフト側 
 面から検討する.また,必要に応じて外部研究機関で議論する(50時間).
・予備実験を行い必要に応じて,ストラテジーの変更を行う(110時間).  
【期間6~7月】中間成果報告                              
・これまでの実験成果をまとめるための準備を行う.必要に応じて実験を追加する. 
・中間成果発表要旨*の作成と発表.質疑応答があれば,後期の課題とする.      
【期間9~12月】追加実験およびその他問題点の改善
・特別研究(2)の後期時間割表を設定する(2時間).                      
・ストラテジーにおける進行状況確認と必要な実験およびデータ解析(198時間)
【期間1~2月】最終成果報告                           
・最終成果報告に向けてデータの整理,追加実験の確認.必要に応じて外部研究機関と議論  
 を行う(30時間).                        
・最終成果発表要旨*の作成と発表(10時間).                 
・特別研究(2)論文を提出して,指導教員の査読を受ける.
修整が必要な場合は,修正論文について再度指導教員の査読を受ける(25時間).
 
 
 

(続き)
教科目名
特別研究Ⅱ(個表16)
Advanced Research in Electrical and Electronic Engineering
教科書
特別担当教員による適宜提示
補助教科書
履修上の注意
特別研究(1)を履修していること.生体医用工学概論を履修すること.
評価基準
「研究達成度と研究室での研究態度評価書」,「特別研究論文報告書」,「発表と要旨集」ごとに評価を行い,それぞれの評価について60%以上の評価を合格とする.
評価法
研究の達成度と態度,発表と要旨集,特別研究論文
学習・教育目標 東京高専
JABEE