国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
電気電子序論Ⅱ
Introduction to Electric Engineering 2
担 当 教 官 柚賀 正光
学年、学科等 2年 電子工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
静磁気と電気に関して、磁気現象,電流の作る磁界,電磁力,磁気誘導,インダクタンスについて説明する。また、
静電気に関して、電界,コンデンサの性質について教授する。
カリキュラムにおける位置づけ
1年次で学ぶ物理と2年次に同時に講義のある電気電子序論Ⅰが密接に関連する。また、3年次以降に組まれている電磁
気学ⅠⅡⅢは、本科目を基礎として、さらに詳しい講義内容になる。
授業の内容 時間
1.磁気 磁気に関する現象とクーロンの法則,磁力,磁界の関係を考慮して計算する。 4
2.電流の作る磁界 電流の作る磁界の強さ、および右ネジの法則により直線導体やコイルに生じる磁界の向 5
きを解説し計算する。
3.電磁力 電磁力の働く向きを表すフレミングの左手の法則を示し、電磁力の大きさを計算する。 5
 
 
前期中間試験 0.5
4.磁気誘導 ファラデーの法則が説明し、誘導起電力を計算する。 3
5.インダクタンスの基礎 インダクタンスと誘導起電力の関係を教授する。 3
6.静電気 身の回りの静電気現象について説明する。静電気に関するクーロンの法則を示し計算する。 3
7.電界 電界の向きと強さの表し方、帯電体の周りの電界の強さ、電界内の電位と電位差を示し計算する。 3
8.コンデンサ コンデンサの性質、電荷が蓄えられる仕組みを説明する。電荷,電圧,静電容量の関係を
示し計算する。  3
前期末試験 0.5
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
宇都宮,高橋,和泉:電気基礎(上)(コロナ社)
補助教科書
特になし
履修上の注意
1年次の、もの作り基礎工学,物理,代数などの関連科目について復習しておくこと。授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。
評価基準
磁気,電流の作る磁界,電磁力,磁気誘導,インダクタンス,静電気,電界,コンデンサの性質を理解できる。教科書レベル60%以上クリアできる。
評価法
定期試験100%
学習・教育目標 東京高専
C-1,C-5,C-6
JABEE
(c)(d)