【課題】 |
細胞運動および形態形成に関与する構造タンパク質の生化学的解析 |
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【概要】 |
生物の身体は多くのタンパク質から構成されている. なかでも構造タンパク質は生体内で構造・形態などを形成・保 |
持していることがその機能である. 生体の形にかかわるタンパク質のため, 構造タンパク質の存在様式はその生物の |
特性を反映し, また何らかの現象に伴う変化はその現象の特性と直接かかわっている. |
そこで本研究では, 主に海産無脊椎動物を用いて発生や運動といった現象に関与する構造タンパク質を生化学的, 分 |
子生物学的に解析し, これらの現象を明らかにすることを目的とする. |
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【キーワード】 |
構造タンパク質, 細胞運動, 細胞骨格, 形態形成, アレルゲン, 分化形成マーカー、疾患マーカー |
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【計画】 |
・学生は専攻科1年次の物質工学特別研究Ⅰで興味のあるテーマを選び,1年間研究を遂行した経験を活かして,引き |
続き1年間にわたりその分野を専門とする担当教員から物質工学特別研究Ⅱの指導を受ける.授業は学生が主体的に |
PDCAサイクルをまわすことにより進める. |
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・特別研究Ⅱの前期授業時間割表を設定する.(4月) |
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・専攻科1年次の研究を振り返って,物質工学特別研究Ⅱで取り組む研究課題, 特にその背景や具体的な問題点を把握 |
する.(20時間) |
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・具体的な問題解決手法,評価方法,および実験方法について理解し,計画的に実行する.(50時間) |
・研究を進める上で必要な試薬の安全性,実験操作,実験装置やソフトウェアの使用法について理解し,適切に操作 |
し,使用する(50時間). |
・期待通りの成果(性能)が得られなかった場合,その原因を考察し,新たな問題解決方法,評価方法,および実験 |
方法について理解しに実行する.(110時間) |
・特別研究Ⅱの後期授業時間割表を設定する.(10月) |
・物質工学特別研究Ⅱ中間発表の準備.(10月)(30時間) |
・物質工学特別研究Ⅱ中間発表会で要旨を提出し,成果発表を行う.発表形式は学会の講演形式に準じたものとす |
る.(10月)(10時間) |
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・特別研究Ⅱ中間発表会で指摘された内容および未着手の課題について,実験および考察を計画的に遂行する.(2 |
00時間) |
・物質工学特別研究Ⅱ最終発表の準備.(1月)(30時間)最終発表及び中間発表の英文abstractは英語科教員と |
担当教員が共同で指導する.(5時間) |