【課題】 |
高分子合成と生成ポリマーのキャラクタリゼーションに関する研究 |
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【概要】 |
主にメタクリル酸エステルを用いたアニオン重合およびラジカル重合による高分子合成を行う.また,SECおよび |
NMRを用いた生成ポリマーの構造解析,および,DSCを用いた熱的性質の調査等の物性評価など,生成ポリマー |
のキャラクタリゼーションにも取り組む. |
高分子合成の条件が異なれば,生成ポリマーの構造は違ったものとなり,構造が異なれば物性も変化する.合成―構 |
造解析―物性評価の一連の実験を通して,材料開発に必要なスキル,および,課題解決法の設計能力を養う. |
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【キーワード】 |
高分子合成,付加重合,ラジカル重合,アニオン重合,立体規則性,NMR(核磁気共鳴装置),SEC(サイズ排 |
除クロマトグラフィー) |
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【計画】 |
・学生は専攻科1年次の物質工学特別研究Ⅰで興味のあるテーマを選び,1年間研究を遂行した経験を活かして,引き |
続き1年間にわたりその分野を専門とする担当教員から物質工学特別研究Ⅱの指導を受ける.授業は学生が主体的に |
PDCAサイクルをまわすことにより進める. |
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・特別研究Ⅱの前期授業時間割表を設定する.(4月) |
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・専攻科1年次の研究を振り返って,物質工学特別研究Ⅱで取り組む研究課題, 特にその背景や具体的な問題点を把握 |
する.(20時間) |
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・具体的な問題解決手法,評価方法,および実験方法について理解し,計画的に実行する.(50時間) |
・研究を進める上で必要な試薬の安全性,実験操作,実験装置やソフトウェアの使用法について理解し,適切に操作 |
し,使用する(50時間). |
・期待通りの成果(性能)が得られなかった場合,その原因を考察し,新たな問題解決方法,評価方法,および実験 |
方法について理解しに実行する.(110時間) |
・特別研究Ⅱの後期授業時間割表を設定する.(10月) |
・物質工学特別研究Ⅱ中間発表の準備.(10月)(30時間) |
・物質工学特別研究Ⅱ中間発表会で要旨を提出し,成果発表を行う.発表形式は学会の講演形式に準じたものとす |
る.(10月)(10時間) |
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・特別研究Ⅱ中間発表会で指摘された内容および未着手の課題について,実験および考察を計画的に遂行する.(2 |
00時間) |
・物質工学特別研究Ⅱ最終発表の準備.(1月)(30時間)最終発表及び中間発表の英文abstractは英語科教員と |