【課題】 |
固体酸化物触媒に関する研究 |
|
【概要】 |
化学センサーやエネルギー・環境分野など,固体酸化物触媒は今日さまざまな分野でその応用がなされている.また |
ナノテクノロジーの発達により最適な活性点の設計や形状の制御が可能となり,ナノレベルのスケールでの最適な固 |
体触媒の合成が試みられている.本科目では,(1)ナノレベルの規則的な構造を有する多孔質酸化物の調製, |
(2)さまざまな分析機器を用いた酸化物の評価,(3)物理化学的アプローチによる触媒活性の評価を行い,最適 |
な固体酸化物触媒の調製を目指す. |
|
【キーワード】 |
物理化学,機器分析,無機酸化物,触媒作用,化学センサー |
|
【計画】 |
・学生は専攻科1年次の物質工学特別研究Ⅰで興味のあるテーマを選び,1年間研究を遂行した経験を活かして,引き |
続き1年間にわたりその分野を専門とする担当教員から物質工学特別研究Ⅱの指導を受ける.授業は学生が主体的に |
PDCAサイクルをまわすことにより進める. |
|
・特別研究Ⅱの前期授業時間割表を設定する.(4月) |
|
・専攻科1年次の研究を振り返って,物質工学特別研究Ⅱで取り組む研究課題, 特にその背景や具体的な問題点を把握 |
する.(20時間) |
|
・具体的な問題解決手法,評価方法,および実験方法について理解し,計画的に実行する.(50時間) |
・研究を進める上で必要な試薬の安全性,実験操作,実験装置やソフトウェアの使用法について理解し,適切に操作 |
し,使用する(50時間). |
・期待通りの成果(性能)が得られなかった場合,その原因を考察し,新たな問題解決方法,評価方法,および実験 |
方法について理解しに実行する.(110時間) |
・特別研究Ⅱの後期授業時間割表を設定する.(10月) |
・物質工学特別研究Ⅱ中間発表の準備.(10月)(30時間) |
・物質工学特別研究Ⅱ中間発表会で要旨を提出し,成果発表を行う.発表形式は学会の講演形式に準じたものとす |
る.(10月)(10時間) |
|
・特別研究Ⅱ中間発表会で指摘された内容および未着手の課題について,実験および考察を計画的に遂行する.(2 |
00時間) |
・物質工学特別研究Ⅱ最終発表の準備.(1月)(30時間)最終発表及び中間発表の英文abstractは英語科教員と |
担当教員が共同で指導する.(5時間) |