【課題】 |
支援ソフトウェア開発に関するテーマ |
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【キーワード】 |
支援ソフトウェア,小学校・特別支援学校,児童・生徒,教育活動,地域社会 |
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【学士課程教育に相当する学修との関連】 |
自ら課題を探索する能力,チームワークやリーダーシップ,答えのない問題に解を見出す認知的能力については, |
本科における実験,本科5年次の卒業研究および専攻科1年における特別研究Ⅰではもちろんのこと,本科4年の実践プ |
ログラミングⅡ,情報工学ゼミナールⅠ・Ⅱ,インターンシップなどを通じて身につけてきた.また,研究に必要な |
道具となる知識については,先に挙げた実践プログラミングⅡなどのプログラミング関連科目をベースとし,本科4年 |
で学修したディジタル信号処理Ⅰ,情報通信工学Ⅱ,本科5年のディジタル信号処理Ⅱなどを中心とした専門科目全般 |
で身につけている.本科目はこれらを総括する科目として位置づけられる. |
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【達成目標】 |
本科4,5年および専攻科で学修した内容を駆使して,社会で必要とされる応用的なソフトウェアの開発を行う. |
具体的には,小学校や特別支援学校などの教育現場,地域社会におけるニーズや問題点を現場の協力を得るなど自か |
ら調査・検討を行い,その支援を行うためのソフトウェアや関連するシステムを開発し,現場での使用を通じ改善を |
行い,問題解決できる能力を身につける.また,これらを実現するための組み込みプログラミングなどを行なうこと |
から,実機に適用して検証するためのものづくり能力を身につける.さらに,グループワークを通じてリーダーシッ |
プなどの社会性を養い,主体的に考える力を習得する.また,関連知識の修得に努めることを通じて,修了後も自ら |
学び続ける態度・能力を養う. |
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【概要】 |
ICT技術の進歩により,例えばスマートフォンやタブレット端末といったネットワーク機能やマイクロフォン,GPS |
等のセンサが組み込まれた高性能なICT機器が広く浸透し,小学校や特別支援学校等の教育現場,地域社会などでも導 |
入されてきている.このような状況において,ICT機器を利用し,効果的,効率的に様々な取り組みを支援するソフト |
ウェアやシステムの開発を目的としたテーマに取り組む.そのために本科4年生で学修した実践プログラミングⅡをは |
じめ,開発に必要なプログラミングやICTについての知識を輪講などを通じて深めると共に,関連するディジタル信号 |
処理Ⅰ,情報通信工学Ⅱなど情報工学全般の知識を総動員し,これらの開発手法をグループワークを通じて検討す |
る.これらの諸問題の解決手法を探ることにより,課題解決能力を育む.さらに,実際の現場に出向いての取り組み |
への参加や開発物の利用・改善などを通じ経験を積み,創造力を養い,他者への配慮や倫理観など社会性を身につけ |
る.また,専門家との意見交換や学会発表などを通じてコミュニケーション能力も育成する.これと並行して課題・ |
テーマに必要な学問内容であっても未修である内容については,輪講などを行なってその知識を補ってゆく.さらに |
学外の事業者・研究者との討議や国内・国際学会における発表の機会を設ける.また,最新のプログラミングやICT技 |
術などの知識を主体的に学ぶことも期待している. |
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