国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
特別研究Ⅱ(個表16)
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering II
担 当 教 官 北越 大輔(指導教員)
学年、学科等 2年 専攻科機械情報専攻 実験
単位数 期間 必修 12 単位 通期 (合計 540 時間)
授業の目標と概要
詳細は授業の内容欄に記載
カリキュラムにおける位置づけ
詳細は授業の内容欄に記載
授業の内容
【課題】
 機械学習手法の理論・応用に関するテーマ
【キーワード】
 確率モデル,強化学習,統計的学習,エージェントシステム,データマイニング
【学士課程教育に相当する学修との関連】
 自ら課題を探索する能力,チームワークやリーダーシップ,問題解決能力については,本科における実験,本科5年
次の卒業研究および専攻科1年における特別研究Ⅰではもちろんのこと,実践プログラミングⅡ,情報工学ゼミナール
Ⅰ・Ⅱ,インターンシップなどを通じて身につけてきた.また,研究に必要な道具となる知識については,本科3年で
学修した確率・統計Ⅰ,Ⅱ,本科4年で学修した知識工学Ⅱ,本科5年で学修した知能情報工学などを中心とした専門
科目全般で身につけている.本科目はこれらを総括する科目として位置づけられる.
【達成目標】
 本科4,5年および専攻科で学修した内容を活用した応用技術,具体的には,ロボットの効率的な行動学習や,確率
モデルの適切な構造学習,確率推論を実現するための技術を身につけ問題解決ができる能力,およびこれら技術を用
いたプログラミングやシミュレーションを実施したり,実機に適用して検証するための能力を身につける.さらに,
グループワークを通じてリーダーシップなどの社会性を養い,主体的に考える力を鍛える.また,関連知識の習得に
努めることを通じて,修了後も自ら学び続ける態度や能力を養う.
【概要】
 ロボットの効率的な行動学習や,確率モデルの適切な構造学習,確率推論を実施するため,本科目においては強化
学習の基本的アルゴリズムや確率モデルの構造学習,確率推論法を活用した適応的学習システムの構築に関する技術
を習得する.そのためにまずは,本科3年で学修した確率・統計Ⅰ,Ⅱ,本科4年で学修した知識工学Ⅱや本科5年で学
修した知能情報工学に関する理解をさらに深めることはもちろん,必要となるプログラミング,情報数学,情報理論
などを中心とした情報工学全般の知識を活用する必要がある.グループワークを通じてシステム開発手法を検討しな
がら課題解決能力を育み,専門家との意見交換や学会発表などを通じてコミュニケーション能力も育成する.これと
並行して,課題・テーマに必要な学問内容であっても未修である内容については,輪講などを行なってその知識を
補ってゆく.さらに学外の事業者・研究者との討議や国内・国際学会における発表の機会を設ける.マルチエージェ
ント技術や最新の確率モデル応用例などに関する知識を主体的に学ぶことも期待している.
【計画】
輪講形式による強化学習,確率モデルに関する最新の理論,応用研究例の調査,および確率統計,知識工学,情報理
論を中心とした情報工学全般に関する知識の確認(4月~6月)
研究の位置づけ理解(4月~5月)
開発するソフトウェアの設計,および実験設定に関する調査(4~7月)
ソフトウェア開発,および実験の準備(5月~7月)

(続き)
教科目名
特別研究Ⅱ(個表16)
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering II
授業の内容
予備実験の実施と評価,および実験結果をもとにしたソフトウェアの改良(7月~8月)
実験の実施と評価・考察(9月~10月)
学会等での発表 (11月~2月)
発表準備と発表 (6月,12月および1月)
論文作成 (12月~2月)
【教科書・参考文献・配付資料】
utton and Barto (三上,皆川 訳),強化学習,森北出版社
植野,ベイジアンネットワーク,コロナ社
※この他,適宜,担当教員より関連論文や資料等の指定がある.
【備考】
オフィスアワー:木曜日14:00~16:00,特別研究Ⅱ担当教員室.
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
教科書
授業内の容欄に記載
補助教科書
履修上の注意
専攻科1年次の特別研究Ⅰを履修していること.
学修総まとめ科目の成績評価基準の(2)観点と評価に基づき評価を行う.
評価基準
「研究の達成度と研究室での研究態度評価書」,「特別研究論文報告書」,「発表と要旨集」ごとに評価を行い,それぞれの評価について60%以上の評価を得た者をこの科目の合格者とする.
評価法
研究達成度と研究態度,発表と要旨集,特別研究論文
学習・教育目標 東京高専
JABEE