国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
特別研究Ⅱ(個表15)
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering II
担 当 教 官 松林 勝志(指導教員),山下 晃弘(指導補助教員)
学年、学科等 2年 専攻科機械情報専攻 実験
単位数 期間 必修 12 単位 通期 (合計 540 時間)
授業の目標と概要
詳細は授業の内容欄に記載
カリキュラムにおける位置づけ
詳細は授業の内容欄に記載
授業の内容
【課題】
 組み込みシステムにおける情報処理に関するテーマ
【キーワード】
 組み込みシステム,マイコン開発,知能システム,ソフトコンピューティング
【学士課程教育に相当する学修との関連】
 自ら課題を探索する能力,チームワークやリーダーシップ,答えのない問題に解を見出す認知的能力については,
本科における実験,本科5年次の卒業研究および専攻科1年における特別研究Ⅰではもちろんのこと,実践プログラミ
ングⅡ,情報工学ゼミナールⅠ・Ⅱ,インターンシップなどを通じて身につけてきた.また,研究に必要な道具とな
る知識については,本科4年で学修した電子計算機ⅡやオペレーティングシステムⅠ,制御工学,本科5年で学修した
知能情報工学などを中心とした専門科目全般で身につけている.本科目はこれらを総括する科目として位置づけられ
る.
【達成目標】
 本科4,5年および専攻科で学修した内容を駆使して,その先にある応用技術,具体的には,リアルタイム性の高
い組み込み機器の制御や情報処理技術,及び複数の組み込み機器間の通信や連携ついて問題解決ができる能力,およ
びこれらを検証するためのシミュレーション技術や組み込みプログラミングなどを行ない,実機に適用して検証する
ためのものづくり能力を身につける.さらに,グループワークを通じてリーダーシップなどの社会性を養い,主体的
に考える力を習得する.また,関連知識の修得に努めることを通じて,修了後も自ら学び続ける態度・能力を養う.
【概要】
 組み込み機器の制御や情報処理では,厳しい時間制約のもと,限られた計算機リソースで目的の処理を達成する必
要がある.本科目においては,具体的なデバイスや制御対象機器を構築するとともに,制御理論や通信技術を駆使し
た組み込みアプリケーションの実装を通じて,目的とするシステム構築のための応用力を養う.そのためにまずは,
本科3年,4年で学修した電子計算機Ⅰ・ⅡやオペレーティングシステムⅠ,制御工学,本科5年で学修した知能情報工
学の内容を輪講などを通じて深めるとともに,必要となるプログラミング,計算機工学,組み込みシステム開発など
を中心とした情報工学全般の知識を総動員し,これらの開発手法をグループワークを通じて検討する.これらの諸問
題の解決手法を探ることにより,課題解決能力を育む.さらに,専門家との意見交換や学会発表などを通じてコミュ
ニケーション能力も育成する.これと並行して課題・テーマに必要な学問内容であっても未修である内容について
は,輪講などを行なってその知識を補ってゆく.さらに学外の事業者・研究者との討議や国内・国際学会における発
表の機会を設ける.また,最新の組み込み開発技術や知能情報工学などに関する知識を主体的に学ぶことも期待して
いる.
【計画】
輪講形式による計算機工学,組み込みシステム技術,知能情報工学を中心とした情報工学全般の知識の確認および補
充(4月~7月)

(続き)
教科目名
特別研究Ⅱ(個表15)
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering II
授業の内容
文献調査による研究の位置づけ理解(4月)
開発するソフトウェア及びハードウェアの設計(4~6月)
ソフトウェア・ハードウェアの開発・実装(5月~11月)
制御や処理の精度等の検証,および修正・改良(6月~12月)
学会等での発表 (12月~2月)
発表準備と発表 (6月,12月および1月)
論文作成 (12月~2月) 
【教科書・参考文献・配付資料】
ITRONプログラミング入門,濱原和明,オーム社
やさしい機械制御,金子敏夫,日刊工業新聞社
人工知能概論,荒屋真二,共立出版
※この他,適宜,担当教員より関連論文や資料等の指定がある.
【備考】
オフィスアワー:木曜日14:00~16:00,特別研究Ⅱ担当教員室.
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
教科書
授業内の容欄に記載
補助教科書
履修上の注意
専攻科1年次の特別研究Ⅰを履修していること.
学修総まとめ科目の成績評価基準の(2)観点と評価に基づき評価を行う.
評価基準
「研究の達成度と研究室での研究態度評価書」,「特別研究論文報告書」,「発表と要旨集」ごとに評価を行い,それぞれの評価について60%以上の評価を得た者をこの科目の合格者とする.
評価法
研究達成度と研究態度,発表と要旨集,特別研究論文
学習・教育目標 東京高専
JABEE