【課題】 |
ヘテロジニアスマルチホップ移動体無線通信に関するテーマ |
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【キーワード】 |
マルチホップ移動体無線通信,分散共有メモリ,多地点間通信,ヘテロジニアス通信,ロボット制御, |
コンピュータアーキテクチャ |
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【学士課程教育に相当する学修との関連】 |
自ら課題を探索する能力,チームワークやリーダーシップ,答えのない問題に解を見出す認知的能力については, |
本科における実験,本科5年次の卒業研究および専攻科1年における特別研究Ⅰではもちろんのこと,実践プログラミ |
ングⅡ,情報工学ゼミナールⅠ・Ⅱ,インターンシップなどを通じて身につけてきた.また,研究に必要な道具とな |
る知識については,本科2,3年で学修した論理回路ⅠⅡ,情報工学実験ⅠⅡ,本科4年で学修した応用計算機設計,専 |
攻科1年で学修した計算機アーキテクチャなどを中心とした専門科目全般で身につけている.本科目はこれらを総括す |
る科目として位置づけられる. |
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【達成目標】 |
本科4,5年および専攻科で学修した内容を駆使して,その先にある応用技術,具体的には,マルチホップ移動体無 |
線通信とそれらを応用したネットワークロボットコンピュータ制御について問題解決ができる能力,およびこれらを |
検証するためのシミュレーション技術や組み込みプログラミングなどを行ない,実機に適用して検証するためのもの |
づくり能力を身につける.さらに,グループワークを通じてリーダーシップなどの社会性を養い,主体的に考える力 |
を習得する.また,関連知識の修得に努めることを通じて,修了後も自ら学び続ける態度・能力を養う. |
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【概要】 |
スマートフォンや再構成可能デバイスによるチャット掲示板,家電制御,光音声通信等の自律マルチホップ無線通 |
信システム,その応用としてインテグレーション技術指導も含め災害対策ネットワークロボットコンピュータシステ |
ム開発を行う.そのためにまずは,学修済みの論理回路,応用計算機設計,計算機アーキテクチャの内容を輪講など |
を通じて深めるとともに,必要となる経路探索,共有メモリや同報,多種通信方式,マルチパス,バリアフリー,誤 |
り訂正,可変クラスタの技術開発を通して得る情報工学全般の知識を総動員し,これらの開発手法をグループワーク |
を通じて検討する.これらの諸問題の解決手法を探ることにより,課題解決能力を育む.さらに,専門家との意見交 |
換や学会発表などを通じてコミュニケーション能力も育成する.これと並行して課題・テーマに必要な学問内容で |
あっても未修である内容については,輪講などを行なってその知識を補ってゆく.さらに学外の事業者・研究者との |
討議や国内・国際学会における発表の機会を設ける.また,最新のネットワーク技術やロボット制御コンピュータシ |
ステムなどの知識を主体的に学ぶことも期待している. |
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【計画】 |
輪講形式による情報通信工学,プロセッサ,再構成可能デバイス(FPGA)を中心とした情報工学全般の知識の確認お |
よび補充(4月~7月) |