【課題】 |
パタン認識およびその応用に関するテーマ |
|
【キーワード】 |
パタン認識,多変量解析,自然言語処理,学習 |
|
【学士課程教育に相当する学修との関連】 |
自ら課題を探索する能力,チームワークやリーダーシップ,答えのない問題に解を見出す認知的能力については, |
本科における実験,本科5年次の卒業研究および専攻科1年における特別研究Ⅰではもちろんのこと,実践プログラミ |
ングⅡ,情報工学ゼミナールⅠ・Ⅱ,インターンシップなどを通じて身につけてきた.また,研究に必要な道具とな |
る知識については,本科3年で学修した確率・統計Ⅰ・Ⅱおよび知識工学Ⅰ,本科4年で学修した知識工学Ⅱ,本科5年 |
で学修した知能情報工学などを中心とした専門科目全般で身につけている.本科目はこれらを総括する科目として位 |
置づけられる. |
|
【達成目標】 |
本科4,5年および専攻科で学修した内容を駆使して,その先にある応用技術,具体的には,多変量解析や自然言 |
語処理・学習などの技術を応用し,社会で必要とされているソフトウェアやそのアルゴリズムを検討・考案できる能 |
力,およびこれらを検証するためのシミュレーション技術や組み込みプログラミングなどを行ない,実機に適用して |
検証するためのものづくり能力を身につける.さらに,グループワークを通じてリーダーシップなどの社会性を養 |
い,主体的に考える力を習得する.また,関連知識の修得に努めることを通じて,修了後も自ら学び続ける態度・能 |
力を養う. |
|
【概要】 |
多変量解析や自然言語処理を応用したパタン認識処理技術は,IT社会をより豊かなものにするために,様々な場面 |
で応用が期待されている.本科目においては,このようなパタン認識における基礎理論を手書き文字認識や画像認識 |
など,それぞれの場面における高精度な認識手法の確立に応用する.そのためにまずは,本科3・4年で学修した知識 |
工学や本科5年で学修した知能情報工学の内容を輪講などを通じて深めるとともに,必要となるプログラミング,確 |
率・統計,多変量解析などを中心とした情報工学全般の知識を総動員し,これらの開発手法をグループワークを通じ |
て検討する.これらの諸問題の解決手法を探ることにより,課題解決能力を育む.さらに,専門家との意見交換や学 |
会発表などを通じてコミュニケーション能力も育成する.これと並行して課題・テーマに必要な学問内容であっても |
未修である内容については,輪講などを行なってその知識を補ってゆく.さらに学外の事業者・研究者との討議や国 |
内・国際学会における発表の機会を設ける.また,最新のパタン認識処理や自然言語処理の技術などに関する知識を |
主体的に学ぶことも期待している. |
|
【計画】 |
輪講形式による知識工学,知能情報工学,多変量解析を中心とした情報工学全般の知識の確認および補充(4月~7 |
月) |