国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
特別研究Ⅱ(個表6)
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering II
担 当 教 官 多羅尾 進(指導教員)
学年、学科等 2年 専攻科機械情報専攻 実験
単位数 期間 必修 12 単位 通期 (合計 540 時間)
授業の目標と概要
詳細は授業の内容欄に記載
カリキュラムにおける位置づけ
詳細は授業の内容欄に記載
授業の内容
【課題】
 人に身近な用途に向けたロボットの開発に関するテーマ
【キーワード】
 ロボティクス,メカトロニクス,自律移動
【学士課程教育に相当する学修との関連】
 自ら課題を探索する能力,チームワークやリーダーシップ,答えのない問題に解を見出す認知的能力については,
本科における実験,卒業研究および専攻科1年における特別研究Ⅰではもちろんのこと,本科4,5年で学修した機械電
気実験A・B,専攻科1年で学修した機械情報システム工学特別実験,機械情報システム工学特別演習,メカトロニクス
特論,ユニバーサルデザイン,および本科4年と専攻科1年で学修したインターンシップなどを通じて身に着けてき
た。また,研究に必要な道具となる知識については,本科5年で学修した応用メカトロニクス,ロボット機構や専攻科
2年で学修したロボティクスを中心とした専門科目全般で身に着けている。本科目はこれらを総括する科目として位置
づけられる。
【達成目標】
 本科4,5年および専攻科で学修した内容を駆使して,その先にある応用技術について問題解決できる能力および
実機に適用して検証するためのものづくり能力を育成し,グループワークを通じてリーダーシップなどの社会性を身
に着けさせ,主体的に考える力を習得させる。また,関連知識の修得に努めることを通じて,修了後も自ら学び続け
る態度・能力を養う。
【概要】
 本授業では,本科4,5年および専攻科で学修してきた,力学・メカトロニクスを中心とした機械工学全般の各知識
を統合して,人と共存する環境で動作するロボットを製作しその評価を行うといった一連の開発過程を実践する.そ
のためにまずは本科5年で学修した応用メカトロニクス,ロボット機構や専攻科2年で学修したロボティクスの内容を
輪講などを通じて深めるとともに,必要となる設計法,計測・制御工学,メカトロニクス,機械力学および材料学を
中心とした機械工学全般の知識を総動員し,これらの開発手法を模索する。ここでは,問題をリサーチし,これを解
決する従来手法の改良や新たな手法の提案を試みる。とりわけ個々のシステムを改良するのではなく,例えばロボッ
トの堅牢性と信頼性の向上のいずれかの手段で問題解決をするかをグループワークを通じて検討する。これと並行し
て課題・テーマに必要な学問内容であるが未修である内容については輪講をしてその知識を補ってゆく。さらに社会
実験を通じたユーザーとの情報交換,討議,評価依頼や国内・国際学会における発表の機会を設ける.また,ロボッ
トに関連した知識を主体的に学ぶことも期待している。
【計画】
輪講形式による設計法,計測・制御工学,メカトロニクス,機械力学および材料学を中心とした機械工学全般の知識
の知識の確認および補充(4月~7月)
文献調査による研究の位置づけ理解(4月)

(続き)
教科目名
特別研究Ⅱ(個表6)
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering II
授業の内容
プログラミングの習得(4月~6月)
ロボットの設計・製作(5月~10月)
社会実験 (11月)
修正・再製作(11月~12月)
学会発表(12月)
発表準備と発表 (6月および1月)
論文作成(12月)
【教科書・参考文献・配付資料】
ロボット工学の基礎:森北出版株式会社(著者 川崎)
機械設計法:森北出版株式会社(著者 塚田,吉村,黒崎,柳下)
メカトロニクスのための電子回路基礎:コロナ社 (著者 西堀)
※この他にも適宜指導教員より指定がある。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
教科書
授業内の容欄に記載
補助教科書
履修上の注意
専攻科1年次の特別研究Ⅰを履修していること.
学修総まとめ科目の成績評価基準の(2)観点と評価に基づき評価を行う.
評価基準
「研究の達成度と研究室での研究態度評価書」,「特別研究論文報告書」,「発表と要旨集」ごとに評価を行い,それぞれの評価について60%以上の評価を得た者をこの科目の合格者とする.
評価法
研究達成度と研究態度,発表と要旨集,特別研究論文
学習・教育目標 東京高専
JABEE