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教科目名
特別研究Ⅱ(個表5)
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering II
担 当 教 官 志村 穣(指導教員)
学年、学科等 2年 専攻科機械情報専攻 実験
単位数 期間 必修 12 単位 通期 (合計 540 時間)
授業の目標と概要
詳細は授業の内容欄に記載
カリキュラムにおける位置づけ
詳細は授業の内容欄に記載
授業の内容
【課題】
 機械構造物における強度解析および非破壊検査に関するテーマ
【キーワード】
 強度解析,接着接合,有限要素法,非破壊検査,圧電高分子材料
【学士課程教育に相当する学修との関連】
 自ら課題を探索する能力,チームワークやリーダーシップ,答えのない問題に解を見出す認知的能力については,
本科における実験,卒業研究および専攻科1年における特別研究Ⅰではもちろんのこと,本科4,5年で学修した機械・
電気工学実験AおよびB,専攻科1年で学修した機械情報システム工学特別実験,機械情報システム工学特別演習,メカ
トロニクス特論,ユニバーサルデザイン,および本科4年と専攻科1年で学修したインターンシップなどを通じて身に
着けてきた。また,研究に必要な道具となる知識については,本科4年で学修した材料力学及び演習や専攻科1年で学
修した材料強弱学を中心とした専門科目全般で身に付けている。本科目はこれらを総括する科目として位置づけられ
る。
【達成目標】
 本科4,5年および専攻科で学修した内容を駆使して,その先にある応用技術,具体的には構造材料・機械構造物の
接合強度および非破壊検査による応力・ひずみ解析などについて問題解決できる能力,更には実機に適用して検証す
るための能力を育成し,グループワークを通じてリーダーシップなどの社会性を身に着けさせ,主体的に考える力を
習得させる。また,関連知識の修得に努めることを通じて,修了後も自ら学び続ける態度・能力を養う。
【概要】
 各種機械構造物の低燃費化や環境性能の向上が叫ばれる中,軽量化を達成するための接合方法として接着接合が注
目されている.また,国内の橋梁等の公共施設は老朽化による安全性の問題を抱え,その対策が急務となっている.
そのためにまず,本科4年で学修した材料力学及び演習や専攻科1年で学修した材料強弱学の内容を輪講などを通じて
深めるとともに,材料力学,コンピュータ援用工学,設計工学,材料学および加工学などを中心とした機械工学全般
の知識を総動員し,接着接合体をはじめとする各種構造物の強度解析手法および様々なセンサを用いた非破壊検査手
法をグループワークを通じて検討する。これらの諸問題の解決手法を探ることにより,課題解決能力を育む.さら
に,専門家との意見交換や学会発表を通じてコミュニケーション能力も育成する.これと並行して課題・テーマに必
要な学問内容であるが未修である内容については輪講を実施し,その知識を補ってゆく。また,応力・ひずみ解析お
よびシミュレーション技術に関連した知識を主体的に学ぶことも期待している。
【計画】
輪講形式による材料力学を中心とした機械工学全般の知識の涵養(4月~9月)
文献調査による研究の位置付け,必要性および独創性の理解(4, 5月)
実験計画の立案,試験機および測定器のハンドリング,試験片製作(5~7月)
各種実験および有限要素法解析(5月~12月)

(続き)
教科目名
特別研究Ⅱ(個表5)
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering II
授業の内容
学会発表(10, 3月)
発表準備と発表 (6月および1月)
論文作成(12月) 
【教科書・参考文献・配付資料】
基礎から学べる材料力学:森北出版株式会社(著者 伊藤)
考え方・進め方 強度設計の基礎:オーム社(著者 飯野)
機械強度設計のためのCAE入門:東京電機大学出版局(著者 栗山,笹川)
※この他にも適宜指導教員より指定がある。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
教科書
授業内の容欄に記載
補助教科書
履修上の注意
専攻科1年次の特別研究Ⅰを履修していること.
学修総まとめ科目の成績評価基準の(2)観点と評価に基づき評価を行う.
評価基準
「研究の達成度と研究室での研究態度評価書」,「特別研究論文報告書」,「発表と要旨集」ごとに評価を行い,それぞれの評価について60%以上の評価を得た者をこの科目の合格者とする.
評価法
研究達成度と研究態度,発表と要旨集,特別研究論文
学習・教育目標 東京高専
JABEE