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教科目名
特別研究Ⅱ(個表14)
Advanced Research in Electrical and Electronic Engineering
担 当 教 官 永吉 浩
学年、学科等 2年 専攻科電気電子専攻 実験
単位数 期間 必修 12 単位 通期 (合計 540 時間)
授業の目標と概要
電気電子工学の重要な応用分野であるエネルギー変換デバイスの動作原理と応用について理解するとともに、実験を
通じてデバイス作製プロセス、各種実験装置の取り扱いとその原理の理解を深めるとともに、問題解決能力を養う。
プレゼンテーション、ディスカッションを通じて実践的「ものづくり」のできる応用能力を育成する。修了後も自ら
を成長させ続けていくための基礎力を養成する。
カリキュラムにおける位置づけ
本科4年時の固体電子工学I,固体電子工学II、電子材料、5年次の卒業研究および専攻科1年次の特別研究Ⅰおよび
専攻科1年前期の基礎光物性でそれぞれ学修した内容をベースにして電気電子工学に関する総合的な研究開発能力を
育成するため,担当教員のもとで特別研究Ⅱを学修総まとめ科目として通年で行う.
授業の内容
【課題】
 エネルギー変換デバイスに関する研究
【概要】
 太陽電池をはじめとしたエネルギー関連デバイスは今後ますます重要になる。従来型のデバイス構造に加えて材料
や構造の多様化が進み、高性能化の追求および製造プロセスの低コスト化が求められると考えられる。本講座では太
陽電池コスト低減とデバイス性能の向上につながる構造やプロセス手法の開発に関して研究を行う。
【キーワード】
 半導体、太陽電池、ナノ構造、パッシベーション、発電
【計画】
・学生は専攻科1年次の特別研究Ⅰで興味のあるテーマを選び,研究を遂行し,1年次の特別研究Ⅰを継続して,1
年間にわたりその分野を専門とする担当教員から特別研究Ⅱの指導を受ける.授業は学生が主体的にPDCAサイク
ルをまわすことにより進める.
・特別研究Ⅱの前期授業時間割表を設定する.(4月)
・取り組むテーマの内容, 特にその背景や具体的な問題点を把握する.(20時間)
・具体的な問題解決手法,評価方法,および実験方法について理解し,計画的に実行する.(50時間)
・研究を進める上で必要な実験装置やソフトウェアの使用法について理解し,適切に操作し,使用する(50時
間).
・期待通りの成果(性能)が得られなかった場合,その原因を考察し,新たな問題解決方法,評価方法,および実験
方法について理解しに実行する.(110時間)
・特別研究Ⅱ中間発表の準備.(6月~7月)(30時間)
・特別研究Ⅱ中間発表会で要旨を提出し,成果発表を行う.発表形式は学会の講演形式に準じたものとする.(6月
~7月)(10時間)
・特別研究Ⅱの後期授業時間割表を設定する(10月).
・特別研究Ⅱ中間発表会で指摘された内容および未着手の課題について,実験および考察を計画的に遂行する.(2
00時間)
・特別研究Ⅱ最終発表の準備.(1月~2月)(30時間)
・特別研究Ⅱ最終発表会で要旨を提出し,成果発表を行う.発表形式は学会の講演形式に準じたものとする.(1~
2月)(10時間)
・特別研究Ⅱ論文を提出し,指導教員の査読を受ける.
修正が必要な場合は,修正後論文を再提出し,再度指導教員の査読を受ける.(1~2月)(25時間)
最終発表及び中間発表の英文abstractは英語科教員と担当教員が共同で指導する.(5時間)
 
 

(続き)
教科目名
特別研究Ⅱ(個表14)
Advanced Research in Electrical and Electronic Engineering
教科書
特別研究担当教員による.
補助教科書
履修上の注意
専攻科1年次の特別研究Ⅰを履修していること.
評価基準
「研究の達成度と研究室での研究態度評価書」,「特別研究論文報告書」,「発表と要旨集」ごとに評価を行い,それぞれの評価について60%以上の評価を得た者をこの科目の合格者とする.
評価法
研究の達成度と態度,発表と要旨集,特別研究論文
学習・教育目標 東京高専
C-2,C-3,C-7,C-8,C-9,C-10,C-11,C-12,C-13,D-5
JABEE
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