教科目名
特別研究Ⅱ(個表13)
Advanced Research in Electrical and Electronic Engineering
担 当 教 官
:
加藤 格(指導教員),水戸 慎一郎(指導補助教員)
学年、学科等
:
2年
専攻科電気電子専攻
実験
単位数 期間
:
必修
12 単位
通期
(合計 540 時間)
授業の目標と概要
電気電子工学とこれらの応用技術を基礎として、磁気光学材料、電気光学材料等の先端電子材料を応用したデバイス
に関する総合的知識・技術を修得する。先端電子材料の作製から応用に至る一貫したプロセスを経験することで、計
画、実行、考察、改善といった、問題解決能力を身に付ける。また、学修成果のプレゼンテーションや議論を通じ
て、自身の考えを正確かつ効果的に伝える能力、及び、議論を深めるファシリテーション能力を習得する。以上の内
容を通じて、終了後も主体的に学び続ける姿勢を涵養する。
カリキュラムにおける位置づけ
本科5年次の卒業研究、専攻科1年次の特別研究Ⅰ、および専攻科1年次後期の回路網学特論でそれぞれ学習した電気電
子工学に関する総合的な研究開発能力を育成するため、担当教員のもとで特別研究Ⅱを学習総まとめ科目として通年
で行う。
授業の内容
【課題】
先端電子材料の開発と応用に関する研究
【概要】
磁気光学材料、電子光学材料、熱電材料などの機能性材料を応用した電子工学が注目されている。これら材料を応
用することで、従来の電子材料では実現できない新規デバイスが提案され、応用されている。そこで本科目では、機
能性材料をベースとした新規デバイスのシミュレーション、作製、及び評価を行う。また、外部の専門家との議論の
機会を設ける。
【キーワード】
磁気光学、機能性材料、光スイッチング、磁気イメージング
【計画】
・特別研究Ⅰの内容を継続して、1年間にわたりその分野を専門とする担当教員から特別研究Ⅱの指導を受ける。授業
は学生の主体性を尊重して進める。
・前期の授業時間割を設定する。(4月)
・取り組むテーマの背景、基礎的知見等を学ぶ。(20時間)
・具体的な問題解決方法、評価方法を担当教員と話し合って策定し、計画的に実行する。(50時間)
・テーマを進める上で必要な実験装置、ソフトウェアの使用法について理解し、適切に使用する。(50時間)
・想定外の結果に対して、仮説を立て、目標を達成するための問題解決方法を担当教員と話し合って策定し、計画的
に実行する。(110時間)
・中間発表会の準備(6~7月)(30時間)
・中間発表会において成果発表を行う。(10時間)
・後期の授業時間割を設定する。(10月)
・前期の研究結果、及び中間発表で指摘された内容を反映し、テーマの達成に向けて実験及び考察を計画的に行う。
(200時間)
・最終発表会の準備(30時間)
・最終発表会において成果発表を行う。(10時間)
・論文を提出し、指導教員の査読を受ける。(30時間)
(続き)
教科目名
特別研究Ⅱ(個表13)
Advanced Research in Electrical and Electronic Engineering
教科書
特別研究担当教員による.
補助教科書
履修上の注意
専攻科1年次の特別研究Ⅰを履修していること.
評価基準
「研究の達成度と研究室での研究態度評価書」,「特別研究論文報告書」,「発表と要旨集」ごとに評価を行い,それぞれの評価について60%以上の評価を得た者をこの科目の合格者とする.
評価法
研究の達成度と態度,発表と要旨集,特別研究論文
学習・教育目標
東京高専
C-2,C-3,C-7,C-8,C-9,C-10,C-11,C-12,C-13,D-5
JABEE
(c)(d)(e)(h)