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教科目名
特別研究Ⅱ(個表11)
Advanced Research in Electrical and Electronic Engineering
担 当 教 官 加藤 格
学年、学科等 2年 専攻科電気電子専攻 実験
単位数 期間 必修 12 単位 通期 (合計 540 時間)
授業の目標と概要
材料物性・計測技術・エネルギーなどの基本的な知識・技術を基に、環境問題やエネルギー問題に対して実験的アプ
ローチやモデル実験による検討を行い「ものづくり」における物性計測や評価手法について学び、実践的開発応用能
力を育成する。また、修了後も自らを成長させ続けていくための基礎力を養成する。
カリキュラムにおける位置づけ
本科5年次の卒業研究および専攻科1年次の特別研究Ⅰ、及び専攻科1年の素材評価法で、それぞれ学修した電気電
子工学に関する総合的な研究開発能力を育成するため、担当教員ののもとで特別研究Ⅱを学修総まとめ科目として通
年で行う。
授業の内容
【課題】
 物理的・化学的手法を用いた機能性材料の開発及び物質の有効利用に関する研究
【概要】
 環境問題や資源エネルギー問題が、人類にとって重要な課題となっている。エレクトロ二クスの進歩によって、新
しい手法による課題へのアプローチが可能となってきた。本授業では、資源リサイクルや環境浄化および機能性材料
の開発などのテーマに取り組み、実践的開発応用能力を育成する。また環境評価手法を用いて、製造プロセスやリサ
イクルプロセスの環境評価を行い、総合的な考察力を育成する。
【キーワード】
 資源リサイクル、環境浄化、機能性材料、環境評価手法
【計画】
・学生は専攻科1年次の特別研究Ⅰで興味のあるテーマを選び、研究を遂行し、1年次の特別研究Ⅰを継続して、1
年間にわたりその分野を専門とする担当教員から特別研究Ⅱの指導を受ける。授業は学生が主体的にPDCAサイクルを
まわすことにより進める。
・特別研究Ⅱの前期授業時間割表を設定する(20時間)。
・具体的な問題解決手法、評価手法、および実験方法について理解し、計画的に実行する(50時間)。
・研究を進める上で必要な実験装置やソフトウエアの使用方法について理解し、適切に操作し、使用する(50時
間)。
・期待通りの成果が得られなかった場合、その原因を考察し、新たな問題解決法、評価方法、および実験方法につい
て理解し実行する(110時間)。
・特別研究Ⅱ中間発表の準備。(6~7月)(30時間)
・特別研究Ⅱ中間発表会で要旨を提出し、成果発表を行う。発表形式は学会の講演形式に準じたものとする。(6~
7月)(10時間)
・特別研究Ⅱの後期時間割表を設定する(10月)。
・特別研究Ⅱ中間発表で指摘された内容および未着手の課題について、実験および考察を計画的に遂行する(200
時間)。
・特別研究Ⅱ最終発表の準備。(1~2月)(30時間)
・特別研究Ⅱ最終発表会で要旨を提出し、成果発表を行う。発表形式は学会の講演形式に準じたものとする。(1~
2月)(10時間)
・特別研究Ⅱ論文を提出し、指導教員の査読を受ける。修正が必要な場合は、修正後論文を再提出し、再度指導教員
の査読を受ける。(1~2月)(25時間)最終発表及び中間発表の英文abstractは英語科教員と指導教員が共同で
指導する。(5時間)
 
 
 

(続き)
教科目名
特別研究Ⅱ(個表11)
Advanced Research in Electrical and Electronic Engineering
教科書
特別研究担当教員による.
補助教科書
履修上の注意
専攻科1年次の特別研究Ⅰを履修していること.
評価基準
「研究の達成度と研究室での研究態度評価書」,「特別研究論文報告書」,「発表と要旨集」ごとに評価を行い,それぞれの評価について60%以上の評価を得た者をこの科目の合格者とする.
評価法
研究の達成度と態度,発表と要旨集,特別研究論文
学習・教育目標 東京高専
C-2,C-3,C-7,C-8,C-9,C-10,C-11,C-12,C-13,D-5
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