【課題】 |
デジタルシステムにおける多次元信号処理に関する研究 |
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【概要】 |
デジタルシステムのモデル化から始め,その中で画像処理や生体信号処理等の多次元信号処理の骨格を担う多次元 |
信号入力システム,多次元信号処理システム,多次元信号出力システムにフォーカスを当ててゆく.そこにある問題 |
をリサーチし,それを解決する従来手法の改良や新たな手法の提案を試みる.とりわけシステム個々に限定した改良 |
を論ずるだけではなく,個別システムの改良がシステム全体の問題解決にどの程度寄与していくかを調べる.また、 |
シミュレーションを通じて,従来手法との性能面並びにコスト面等に対する評価を行い,提案手法の効果・意義を考 |
察する. |
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【キーワード】 |
デジタルシステム,多次元信号処理,画像処理,医療工学 |
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【計画】 |
・学生は専攻科1年次の特別研究Ⅰで興味のあるテーマを選び,その基礎となる研究を遂行する.1年次の特別研究 |
を継続して,1年間にわたりその分野を専門とする担当教員から特別研究Ⅱの指導を受ける.授業は学生が主体的に |
PDCAサイクルをまわすことにより進める. |
・特別研究Ⅱの前期時間割表を設定する.(4月) |
・特別研究Ⅰの内容を精査し,取り組むテーマの内容,特にその背景や問題点を把握する.(20時間) |
・具体的な問題解決手法とその理論,シミュレーションによる評価方法について理解し,計画的に実行する.(50 |
時間) |
・研究を進める上で必要な検証条件を定め,結果を整理しながらシミュレーション内容を高度化する.(50時間) |
・期待通りの成果や性能が得られなかった場合,その原因を考察し,新たな問題解決方法,評価方法を理解し,併せ |
てものづくりを行うための設計準備を行う.(110時間) |
・特別研究Ⅱ中間発表の準備(6月~7月)(30時間) |
・特別研究Ⅱ中間発表会で要旨を提出し成果発表を行う.発表形式は学会の講演形式に準じたものとする(6月~7 |
月)(10時間) |
・特別研究Ⅱの後期時間割表を設定する.(10月) |
・特別研究Ⅱ中間発表会で指摘された内容および未着手の課題について,評価手法の改訂およびその実施と考察を計 |
画的に遂行する.(200時間) |
・特別研究Ⅱ最終発表の準備(1月~2月)(30時間) |
・特別研究Ⅱ最終発表会で要旨を提出し成果発表を行う.発表形式は学会の講演形式に準じたものとする(1月~2 |
月)(10時間) |
・特別研究Ⅱ論文を提出し,指導教員の査読を受ける.修正が必要な場合は,修正後論文を再提出し再度指導教員の |
査読を受ける.(1月~2月)(25時間) |
・最終発表及び中間発表の英文abstractは英語科教員と担当教員が共同で指導する.(5時間) |