国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
特別研究Ⅱ(個表9)
Advanced Research in Electrical and Electronic Engineering
担 当 教 官 青木宏之(指導教員),永井 翆(指導補助教員)
学年、学科等 2年 専攻科電気電子専攻 実験
単位数 期間 必修 12 単位 通期 (合計 540 時間)
授業の目標と概要
電気電子工学とその応用分野である生体計測の理論を理解し,その先にある応用技術は演習・実習を通じて学修する.
問題解決のための理論展開,それを検証するためのシミュレーション技術,更には実機に適用して検証するためのもの
づくり能力を育成する.また,学修内容のプレゼンテーションを通じて,思考を深める討論のスキルや問題点の抽出能力
を習得させ,修了後も自ら学び続ける能力を養う.
カリキュラムにおける位置づけ
本科5年次の卒業研究及び専攻科1年次の特別研究Ⅰ及び専攻科2年前期の生体医用工学概論で、それぞれ学修した電
気電子に関する総合的な研究開発能力を育成するため、担当教員のもとで特別研究Ⅱを学修総まとめ科目として通年
で行う。
授業の内容
【課題】
 生体計測で得られた信号に関する研究
【概要】
 生体計測とは、身体から発せられる様々な情報を取り出し、 健康の維持や病気の診断等に利用するための技術であ
る。現在、その生体計測を用いて人がどのような動きをしたか、どのような心理状態かなどを予測することなどが行
われている。
そこで、本科目では我々の体から得らる電気信号を計測し、その信号を用いて、日常生活を送る上で困難としている
人の役に立つ装置の開発・検討を行う。具体的には、生体計測、信号処理、及び実験装置の試作・開発、性能評価を
行う。また、外部の専門家と議論する機会を設ける。
【キーワード】
 生体計測、信号処理
【計画】
 ・学生は専攻科1年次の特別研究Ⅰで興味のあるテーマを選び、研究を遂行し、1年次の特別件研究Ⅰを継続し
て、1年間にわたいりその分野を専門とする担当教員から特別研究Ⅱの指導を受ける。授業は学生が主体的にPDCAサ
イクルをまわすことにより進める。
・特別研究Ⅱの前期授業時間割を設定する。(4月)
・取り組むテーマの内容、特にその背景や具体的な問題点を把握する。(20時間)
・具体的な問題解決手法、評価方法、及び実験方法について理解し、計画的に実行する。(20時間)
・研究を進める上で必要な実験装置やソフトウェアの使用方法について理解し、適切に操作し、使用する。(50時
間)
・計画通り成果(性能)が得られなかった場合、その原因を考察し、新たな問題解決方法、評価方法、及び実件方法に
ついて理解し実行する。(110時間) 
・特別研究Ⅱ中間発表の準備。(6~7月)(30時間)
・特別研究Ⅱ中間発表会で要旨を提出し、成果発表を行う。発表形式は学会の講演形式に準じたものとする。(6~7
月)(10時間)
・特別研究Ⅱの後期授業時間割を設定する。(10月)
・特別研究Ⅱ中間発表会で指摘された内容及び未着手の課題について、実験及び考察を計画的に遂行する。(200時
間)
・特別研究Ⅱ最終発表会の準備。(1~2月)(30時間)
・特別研究Ⅱ最終発表会で要旨を提出し、成果発表を行う。発表形式は学会の講演形式に準じたものとする。(1~2
月)(10時間)
・特別研究Ⅱ論文を提出し、指導教員の査読を受ける。修正が必要な場合は、修正後論文を再提出をし、再度指導教
員の査読を受ける。(1~2月)(25時間)
最終発表及び中間発表の英文はabstractは英語科教員と担当教員が共同で指導する。(5時間)

(続き)
教科目名
特別研究Ⅱ(個表9)
Advanced Research in Electrical and Electronic Engineering
授業の内容
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
教科書
特別研究担当教員による。
補助教科書
履修上の注意
専攻科1年次の特別研究Ⅰを履修していること.
評価基準
「研究の達成度と研究室での研究態度評価書」,「特別研究論文報告書」,「発表と要旨集」ごとに評価を行い,それぞれの評価について60%以上の評価を得た者をこの科目の合格者とする.
評価法
研究の達成度と態度,発表と要旨集,特別研究論文
学習・教育目標 東京高専
C-2,C-3,C-7,C-8,C-9,C-10,C-11,C-12,C-13,D-5
JABEE
(c)(d)(e)(h)