国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
特別研究Ⅱ(個表8)
Advanced Research in Electrical and Electronic Engineering
担 当 教 官 青木宏之
学年、学科等 2年 専攻科電気電子専攻 実験
単位数 期間 必修 12 単位 通期 (合計 540 時間)
授業の目標と概要
情報・通信・回路・制御,電子材料・デバイス,エネルギー等の基本的な知識・技術を基に,課題解決のための新た
な制御システムの提案を行い,そのシステムの構築と評価を繰り返し行う過程の中で,実践的な課題解決能力を育成
する.また,学修内容の定期的な報告やプレゼンテーションを通じて思考を深める討論スキルや問題点の抽出能力を
習得させ,修了後も自ら主体的に学び続けていくための能力を養う.
カリキュラムにおける位置づけ
本科4年次の工業数学,プロジェクト演習,コンピュータ応用,本科5年次の卒業研究,および専攻科1年次の特別
研究Ⅰで,それぞれ学習した電気電子工学に関する総合的な研究開発能力を育成するために,担当教員のもとで特別
研究Ⅱを学習総まとめ科目として通年で行う.
授業の内容
【課題】
 自律移動ロボットの制御,画像処理,マイコン応用に関する研究
【概要】
 本授業における研究テーマの設定は社会実装(注1)の考え方に沿って行う。本授業で扱う研究領域は主に自律移動
ロボットの制御やそのための画像処理,およびマイコンやネットワークを活用した情報システムの構築にあるが,常
に現実社会における課題を考え,その解決をはかるためのしくみやシステムを提案していくことを強く意識する.更
に提案システムは開発後,社会での実装と評価を行いシステムの改良に結びつけていくというサイクルの確立を目指
す. (注1)文部科学省大学間連携共同教育推進事業「KOSEN発”イノベーティブ・ジャパン”プロジェクト」参照
【キーワード】
 自律移動ロボット,画像処理,マイコン,ネットワーク
【計画】
・専攻科1年次の特別研究Ⅰで自分の研究テーマに関する課題やその解決に向けた関連技術を幅広く学修している.
・特別研究Ⅱでは,週1回定期的にミーティングを行い,システムの開発等を進めていく.
・特別研究Ⅱの中間発表の準備の過程で基礎的な実験と評価のまとめを行う.
・中間発表後,実用化に向けたレベルでのシステム開発を行う.
・特別研究Ⅱの最終発表の準備の過程でシステムとしての実験と評価のまとめを行う.また,実社会の中で運用でき
るレベルに達したシステムについては社会実装に入り,その評価を得る.
・社会実装に至ったシステムは得られた評価を次年度のシステム改善項目としてまとめる.
・特別研究Ⅱの成果発表会の要旨ならびに発表の準備を行う.
・特別研究Ⅱの成果発表会にて発表を行う.
・特別研究Ⅱの内容と成果を論文としてまとめる.
 
 
 
 
 
教科書
特別研究担当教員による.
補助教科書
履修上の注意
専攻科1年次の特別研究Ⅰを履修していること.
評価基準
「研究の達成度と研究室での研究態度評価書」,「特別研究論文報告書」,「発表と要旨集」ごとに評価を行い,それぞれの評価について60%以上の評価を得た者をこの科目の合格者とする.
評価法
研究の達成度と態度,発表と要旨集,特別研究論文
学習・教育目標 東京高専
C-2,C-3,C-7,C-8,C-9,C-10,C-11,C-12,C-13,D-5
JABEE
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