【課題】 |
電力変換装置の高性能化に関する研究 |
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【概要】 |
省エネルギー技術を踏まえた持続可能な社会を実現させるための手段を電力変換機器技術の観点から考察する.特 |
に,電力変換装置の制御・実装技術,モータ制御技術,家電および産業機器の応用技術等を対象に,従来の技術や手 |
法について検証し,問題・課題を抽出する.さらに,原理原則を踏まえて問題・課題を解決する創造的な手段を追求 |
し,仮説を立てる。その後,シミュレーションツールを用いた計算機実験や半導体素子,マイコン等を使用した実機 |
製作・評価を踏まえて検証する.また,結果を論理的にまとめ,研究室内での発表・討論会および電気電子専攻にお |
ける中間発表会,最終発表会で発表し,質疑討論を行う.以上の過程で問題抽出能力,問題解決能力,ものづくり能 |
力および将来にわたって自ら学び続ける能力を養う. |
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【キーワード】 |
パワーエレクトロニクス,電力変換装置,インバータ,整流器,DC-DCコンバータ,AC-ACコンバータ,モータ制 |
御,永久磁石電動機,誘導電動機 |
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【計画】 |
・学生は専攻科1年次の特別研究Ⅰでパワーエレクトロニクスに関わるテーマを選び,研究を遂行し,1年次の特別 |
研究Ⅰを継続して,1年間にわたりその分野を専門とする担当教員から特別研究Ⅱの指導を受ける.授業は学生が主 |
体的にPDCAサイクルをまわすことにより進める. |
・特別研究Ⅱの前期授業時間割表を設定する.(4月) |
・取り組むテーマの内容, 特にその背景や具体的な問題点を把握する.国内外の論文等を読むことで取り組むテーマ |
に対する従来技術の調査を実施する。(20時間 |
・具体的な問題解決手法,評価方法,および実験方法について理解し,計画的に実行する.(50時間) |
・研究を進める上で必要な実験装置やソフトウェアの使用法について理解し,適切に操作し,使用する(50時 |
間). |
・理論に基づいて仮説を立て,計算機実験で論理的に検証し,実機評価で確認する。期待通りの成果(性能)が得ら |
れなかった場合,その原因を考察し,新たな問題解決方法,評価方法,および実験方法について検討し実行する. |
(110時間) |
・特別研究Ⅱ中間発表の準備.(6月~7月)(30時間) |
・特別研究Ⅱ中間発表会で要旨を提出し,成果発表を行う.発表形式は学会の講演形式に準じたものとする.(6月 |
~7月)(10時間) |
・特別研究Ⅱの後期授業時間割表を設定する(10月). |
・特別研究Ⅱ中間発表会で指摘された内容および未着手の課題について,実験および考察を計画的に遂行する.(2 |
00時間) |
・特別研究Ⅱ最終発表の準備.(1月~2月)(30時間) |
・特別研究Ⅱ最終発表会で要旨を提出し,成果発表を行う.発表形式は学会の講演形式に準じたものとする.(1~ |