【課題】 |
機能性材料の作製と評価に関する研究 |
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【概要】 |
本研究課題は、機能性材料の物性論から実プロセス装置による作製・評価を通じ、応用に向けた新材料開発を行う |
ことである。その中で主に、化合物半導体と透明導電膜に対して、薄膜の結晶成長モデルから物理モデルから考察 |
し、薄膜作製の実験結果との比較検討を行い、そこにある複数の課題を見出す。実験条件の見直し、装置の改造など |
を通じて、問題解決に向けた実験方法を検討する。さらに、複数の物性評価装置、光リソグラフィー装置などを用い |
て、電気的・光学的な物性を評価し,さらに他研究者との議論を通じて、光センサ,太陽電池,MEMSセンサなどの電 |
子デバイスへの応用を検討する。これらの提案―実験―評価―検討議論を通じて、薄膜作製・評価技術のスキル及 |
び、新材料開発能力を養う. |
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【キーワード】 |
機能性材料,電子物性,真空蒸着,薄膜,結晶成長,半導体,光リソグラフィー,光センサ,太陽電池,透明導電 |
膜,MEMSセンサ |
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【計画】 |
・学生は専攻科1年次の特別研究Ⅰで化合物半導体、透明導電膜又は、新材料開発に関するテーマを選び,研究を遂 |
行し,1年次の特別研究Ⅰを継続して,1年間にわたりその分野を専門とする担当教員から特別研究Ⅱの指導を受け |
る.授業は学生が主体的にPDCAサイクルをまわすことにより進める. |
・特別研究Ⅱの前期授業時間割表を設定する.(4月) |
・取り組むテーマの内容, 特にその背景や具体的な問題点を研究論文及び、プロセス実験を通じて把握する.(2 |
0時間) |
・薄膜成長理論を考慮し、課題解決に向けた実験手法、実験条件、評価方法を検討し、計画的に実行する.(50 |
時間) |
・研究を進める上で必要な真空蒸着実験装置、物性計測機器、X線回折や表面モルフォロジーなどのデータ解析手法 |
について理解し,適切に操作し,使用する(50時間). |
・期待通りの成果(性能)が得られなかった場合,その原因を考察し, |
新たな問題解決方法を検討し、実験・評価を随時実行する.(110時間) |
・特別研究Ⅱ中間発表の準備.(6月~7月)(30時間) |
・特別研究Ⅱ中間発表会で要旨を提出し,成果発表を行う. |
発表形式は学会の講演形式に準じたものとする.(6月~7月)(10時間) |
・特別研究Ⅱの後期授業時間割表を設定する(10月). |
・特別研究Ⅱ中間発表会で指摘された内容および未着手の課題について, |
実験および考察を計画的に遂行する.(200時間) |
・特別研究Ⅱ最終発表の準備.(1月~2月)(30時間) |