国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
現代哲学
担 当 教 官 村瀬智之
学年、学科等 5年 一般教育科(人文系) 通常講義
単位数 期間 選択 1 単位 前期 週2時間 (合計  時間)
授業の目標と概要
本授業では現代哲学で扱われている問題を理解し、参加者とともに深く考えていくことを目的とする。そのために、
テキストの精読とまとめ、および参加者相互の意見交換・議論を中心に授業を進めていく。
カリキュラムにおける位置づけ
現代哲学の問題を考えるためには、これまで学んだ知識を総動員しなくてはならないものの、特に倫理思想、政治経
済、科学技術史、および、工学倫理で学習した内容を基礎にするという意味で、深く関係している。
授業の内容 時間
1. はじめに 
  授業概要、進め方の説明、資料作成上の注意等
2.「哲学的に議論する」とはどのようなことか
3.教科書に基づく発表と議論
 1章 意識・実在・他者
 2章 記憶と過去
 3章 時の流れ
 4章 私的体験
 5章 経験と知
 6章 規範の生成
 7章 意味の存りか
 8章 行為と意志
 9章 自由
     (各2時間)
4.各章の中からさらに深めてみたい部分をとりあげ議論する。
前期中間試験 0.5
前期末試験 0.5
後期中間試験 0.5
学年末試験 0.5
   
   
   
   
   
   
教科書
野矢茂樹著、『哲学の謎』、講談社現代新書、1996年。
補助教科書
履修上の注意
教科書の精読・発表担当および議論への積極的な参加は義務である。ここで「義務」は、遂行されなければ履修ができないということを意味している。
評価基準
資料を適切に読み解き、それを他者に向かって簡潔に説明できること、および、その中から自ら問題を析出し、それを参加者とともに考え、深めていくことができること。
評価法
レポートなど60%,議論への貢献等40%
学習・教育目標 東京高専
JABEE