国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
応用数理学Ⅱ
Applied Mathematics II
担 当 教 官 安富義泰
学年、学科等 2年 専攻科一般・共通 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
偏微分方程式に関する知識を幅広く身に付ける事を目標とする.
様々な物理現象を元に偏微分方程式の立て,それらを解く数々の方法を習得する.
カリキュラムにおける位置づけ
・本科3年までに学んだ微分積分学・線形代数学の知識を前提とする.
・本科で学んだ微分方程式・複素関数論・ベクトル解析・フーリエ解析の,工学・社会・経済・生物・自然現象など幅
 広い分野における数理モデルを提示する.
・専攻科1年で学んだ応用数理学(数値解析)の理論的拡張を行う.
授業の内容 時間
1.偏微分方程式の導出 10
 1.1.波動方程式(双曲型方程式)
 1.2.熱拡散方程式(放物型方程式)
 1.3.Laplace方程式(楕円型方程式)
 1.4.弾性方程式
 1.5.流体方程式
 1.6.Maxwell方程式
 1.7.Schrodinger方程式
2.偏微分方程式の解法 10
 2.1.求積法
 2.2.変数分離法
 2.3.Fourier変換・定数変化法・Green函数
 2.4.逐次近似法
 2.5.漸近解
 2.6.数値解析Ⅰ(差分法)
 2.7.数値解析Ⅱ(有限要素法)
3.偏微分方程式論 9
 3.1.1階偏微分方程式論
 3.2.Cauchy-Kowalevskyの定理
 3.3.超函数
 3.4.超局所解析
前期末試験 1
   
   
   
   
   
教科書
必要に応じてプリントを配布する.
補助教科書
金子晃著『偏微分方程式入門』(東京大学出版会)
履修上の注意
自学自習に取り組み,最後までついてくる事.
評価基準
様々な物理現象から偏微分方程式を導出し,適切な方法を用いて解くことができる事.
評価法
定期試験90%,レポートなど10%
学習・教育目標 東京高専
JABEE