国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
文章表現法
Technical Writing
担 当 教 官 青野順也,舩戸 美智子,津田 潔
学年、学科等 3年 一般教育科(人文系) 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
この授業では、自己表現力を養うために、まずは日本語の文章表現の基礎を固め、演習も重ねながら最終的には論理
的でわかりやすい文章が書けるようになることをめざす。また、新聞などの教材を通して多角的な視野を獲得し、社
会や自己に対する認識を深め、問題を主体的に解決しようとする力を養っていく。
カリキュラムにおける位置づけ
これまで培ってきた国語の読解力・文章力を総動員して、コミュニケーション力の一つである文章表現力やプレゼン
テーション力を養う。また様々な論文に触れることによって視野を広げ、批判しあうことで自己研鑽力をつける。
授業の内容 時間
1 文章表現の基礎 14
 表現ルールを改めて確認しながら、正しい文章のあり方を学び、演習で基礎表現力を身につける。
 また漢字テストは2級までの内容を年間を通じて繰り返し学習し、漢字の習得を目指す。
 外来語テストでは、わかりにくい外来語を日本語で言い換えられるように学習する。
 基礎表現法(記号の使い方 悪文訂正 敬語の使い方 手紙・メールの書き方等)
 
前期中間試験 1
2 文章の要約 10
 論理展開を応用して、論説文の要約のしかたを身に付ける。さまざまな文章を求められた長さに応じて
要約する方法を習得する。
 (主題,要約)
2級・準2級漢字テスト1~6,外来語テスト1~4(年間を通して実施) 5
前期末試験 1
3 論証のしかた 3
 論説文の論理展開のしかたを理解する。主張と根拠を確認し、反論を考える。型の提示と文章の作成に
よって、論理展開が実践できるよう習得する。
  
4 意見文・プレゼンテーション 20
 論証のしかたを踏まえ意見文等の型を学び、演習を通じて、身近な話題を題材に問題を提起し、自己の考
えをまとめる。さらに、それを基にしてプレゼンテーションを行う。
 (意見文  プレゼンテーションのしかたと演習)
5 小論文作成 6
 まとまった分量の本格的な小論文に挑戦する。また各自の論文を相互批評し合うことによって、自分の
表現力のさらなるアップをめざす。 
 (科学技術論文の作成  相互批評(推薦文))
教科書
プリント使用
補助教科書
新漢字の学習(三省堂)
履修上の注意
クラス担当者M・E科-舩戸、D・J科-青野、C科-津田。漢字検定3級までマスターしていることが前提となる。実作・小テストを頻繁に行うので、授業は休まないで、課題は確実にこなすこと。辞書をまめに引き、新聞は毎日読む習慣を身につけたい。
評価基準
課題はすべて提出すること。試験・提出物では60%以上をめざし、基礎表現を身につける。また漢字検定2級の60%程度を目標とし常用漢字が使えるようにする。さらに前を向いて発表できるようにする。
評価法
定期試験・課題等80%,漢字・外来語テスト20%
学習・教育目標 東京高専
B-2
JABEE
(d)(f)