国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
生体医用工学概論
Bioengineering
担 当 教 官 安田 利貴
学年、学科等 2年 専攻科電気電子専攻 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
医用工学は,ME(Medical Engineering)と呼ばれ,と医学と工学の融合された学問である.本講義を通して,医用工
学における工学の基礎的な概念について習得し,更にはME機器の仕組みや原理などを学んでいく.
カリキュラムにおける位置づけ
これまでに学んだ電子・電気工学の知識の医用工学への応用を取得する.また,工学者の倫理について触れ技術者と
してのモラルを考える.
授業の内容 時間
電子工学および機械工学を含めた医療・福祉機器の動作原理などを習得する.
前期中間試験 0.5
1. ME機器総論                              5
・ 医学と工学の関係
・ これまでの開発されたME機器の紹介
・ 工学者の倫理(ヒトを取り扱う研究に関する倫理)
2. 生体物性とME機器の関係                          4
・ 生体の仕組みとその働き
3. 生体計測用センサ                            7
・ 生体信号の各種とその測定方法
前期末試験 0.5
4. 生体信号測定装置の仕組みと実際の利用                        8
・ 血圧を測定する機器について,医療用,家庭用の血圧計測電子機器と,
     聴診器を用いた血圧計測方法を体験して,身の回りにある医療機器の特性について修得する.
5
5. 生体信号測定技術を応用した治療延命機器や福祉機器の開発事例      
・ 人工臓器,福祉機器などの紹介
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
関連試料を別途配付する.
補助教科書
履修上の注意
メカトロニクス(電子回路)や計測工学などを習得していること.
評価基準
ME機器の構造や特徴を理解すること.
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
A-3,C-4,C-6,C-14
JABEE
(b)(c)(d)