授業の目標と概要 |
企業現場における原材料,半製品および製品の組成や特性などの測定は極めて重要であり,時には企業の存立にも |
かかわる。また各産業は環境への対応なしでは成立せず,これらの両面から工業分析の考え方と技術を学ぶ。品質保 |
証もグローバリゼーションの時代にあることを念頭において工業分析を取り扱う。 |
|
|
|
カリキュラムにおける位置づけ |
本授業は既に学んだ分析化学,機器分析Ⅰ,機器分析Ⅱ,品質管理の知識を工程管理分析に応用する際に必要とな |
るものである。 |
|
|
|
|
1.工程管理分析の目的 品質管理と品質保証,ISO9000,PL法 |
2 |
|
|
2.試料の前処理法 試料の前処理における注意点 |
2 |
|
|
3.自動分析に必要なサンプリング,前処理, サンプリング方式,多機能・高機能デバイス, |
2 |
分離手段 クロマトグラフィー |
|
|
|
4. VB.NETによるデータ解析システム入門 VB.NET入門 グラフ 画像処理 |
4 |
|
|
5.自動分析システム 各種センサー,電気化学的分析(pH計,イオン |
7 |
濃度計,導電率計など),分光分析(可視, 紫 |
|
外,近赤外, 赤外, 光ファイバーの利用),質量 |
|
分析,フローインジェクション分析 |
|
|
|
6.分析値の信頼性の確保 分析機器・分析法のバリデーション,トレーサビ |
4 |
リティと標準物質,分析値の不確かさ(考え方, |
|
求め方)精密な誤差解析 |
|
|
|
7.フリーソフトウェアRによる統計的品質管理 フリーソフトウェアRの基礎,データの視覚化, |
8 |
パレード図,分布図,管理図,特性要因図,検定 |
|
と推定,解析事例 |
|
|
|
|
|
|
|
|
教科書 |
書名:分析および分析値の信頼性 編集者:日本分析化学会 発行所:丸善 書名:実用工業分析 著者:松山 裕 発行所:(財)省エネルギーセンター
|
|
補助教科書 |
|
履修上の注意 |
「機器分析」および「品質管理」の履修を終了していることが望ましい。授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。
|
|
評価基準 |
工業分析化学に必要な基礎知識を身につけ,工程管理分析や分析値の信頼性の考え方が理解できる。
|
|
評価法 |
|
学習・教育目標 |
東京高専 |
|
JABEE |
|