| 授業の目標と概要 |
| 有機化学の基本である原子の構造について理解する。 |
| 分子の構造や混成軌道について理解する。 |
| 分子軌道論を学び、分光分析や発光現象について理解する。 |
| フロンティア軌道に支配される反応について理解する。 |
| 分子構造と反応性の関係、物性の関係を正確に把握できるようにする。 |
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| カリキュラムにおける位置づけ |
| 本科科目である有機化学Ⅰ、有機化学Ⅱ、合成化学で学んだことが基礎になる。 |
| これに加えて、分子軌道論について学び、分子構造と反応性の関係を理解する。 |
| また、有機化合物の物性について構造有機化学の観点から学ぶ。 |
| 本講義で学ぶことは、新規化合物の合成や材料の機能を設計する上で役立つ。 |
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| 1.原子構造論 |
6 |
| 古典的な原子論と量子論的な原子論を復習し、結合とは何かを理解する。 |
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| 2.分子構造論 |
8 |
| 3つの混成軌道について学ぶ。 |
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| 有機で大きな役割を演じる非局在二重結合について解説する。 |
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| ヘテロ原子を含む官能基の電子状態を正しく理解する。 |
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| 3.分子軌道論 |
5 |
| シュレディンガー方程式、軌道エネルギー準位と波動関数、軌道間相互作用について解説する。 |
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| 分光分析の原理や発光現象について理解する。 |
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| 4.分子構造と化学反応 |
5 |
| 有機反応で生成する中間体の構造や安定性について理解する。 |
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| 化学反応を分子軌道論的説明で理解する。 |
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5 |
| 5.フロンティア軌道 |
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| フロンティア軌道に支配される反応について解説する。 |
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| 教科書 |
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| 補助教科書 |
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| 履修上の注意 |
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本科の有機化学Ⅰ、有機化学Ⅱ、合成化学の復習をしておくこと。また、量子化学の知識があった方が理解しやすい。また、授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。
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| 評価基準 |
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レポートと期末試験で教科書の内容を理解しているか評価する(60点以上とること)。 期末試験で40点未満のものは再試の受験資格を与えない。
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| 評価法 |
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| 学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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