国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
回路網学特論
Advanced Circuit Theory
担 当 教 官 水戸 慎一郎
学年、学科等 1年 専攻科電気電子専攻 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
2014年度は開講せず。
電気電子系の基礎科目である回路網について、一般的かつ体系的な解析法について学ぶ。すなわち回路解析のための
グラフ理論、グラフ接続関係とキルヒホッフ法則、大規模回路の数値解析法について説明する。
カリキュラムにおける位置づけ
電気回路、回路網理論、数値解析
授業の内容 時間
「回路のグラフ表現とキルヒホッフ法則の定式化」 4
 回路の接続状態を表現するのにグラフを導入し、これを用いてキルヒホッフ法則を簡潔に表現する。
6
・回路のグラフ(グラフの定義、木と補木、閉路とカットセット)
4
・グラフの行列表現(接続行列、基本閉路行列、基本カットセット行列)
・キルヒホッフ法則の行列表現(キルヒホッフ電流則、キルヒホッフ電圧則)
後期中間試験 1
「回路解析法」 4
 グラフ理論の結果を基に、各種回路解析法を述べる。
4
・閉路解析法(閉路電流を変数にとり、閉路方程式による解析方式)
4
・カットセット解析(カットセットによる閉路解析と双対の解析方式)
2
・節点解析と修正節点解析(節点解析/修正節点解析による解析方式)
・大規模回路の数値解析法(大規模行列の解析手法と汎用回路シミュレータの仕組み)
学年末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
教科書
「グラフ理論による回路解析」服藤憲司著(森北出版)
補助教科書
西哲生(著)「電気回路」(昭晃堂)
履修上の注意
キルヒホッフ法則など電気回路の基本定理、行列
評価基準
線形回路に対して、独立な変数を選択し回路方程式を定式化できることを基準とする。
評価法
定期試験50%,レポートなど50%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)