国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
信号処理特論
Advanced Signal Processing
担 当 教 官 木村 知彦
学年、学科等 2年 専攻科電気電子専攻 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
【概要】信号処理,画像処理などのあらゆるデータを解析する手法を学習し理解を深めることははエンジニアや研究者にとって
重要である.本授業では,最小二乗法,直交関数展開,(離散)フーリエ解析,固有値問題等の使い方の基礎を学習する.例え
ば,フーリエ解析では,時間領域と周波数領域相互の信号処理変換技術について,コンピュータを使用してのシミュレーション
演習を行うことにより理解を深める.課題を解き進みながら,問題解決の方法と手順を学習させる.【目標】授業中の例題レベ
ルの問題が解ける.
カリキュラムにおける位置づけ
電気回路(交流理論),アナログ回路,ディジタル回路,ディジタル信号処理,コンピュータ・プログラミングを修得後受講する
ことが望ましく,それらの科目の総合的応用的上位に位置している.
授業の内容 時間
1.最小二乗法         複雑なデータや関数を簡単な関数の和に近似する代表的な手法について学習する. 6
2.直交関数展開        最小二乗法に用いる関数として有用な性質を持つ直交関数について学習する. 6
3.(離散)フーリエ解析    今日の信号処理の骨格を成しているフーリエ解析,時間領域と周波数領域の信号処
                理変換技術について学習する. 6
4.固有値問題と2次形式    行列式,線形独立,固有値,固有ベクトルなどの基礎的概念について学習する.
                その結果にもとづいて,2次形式と呼ばれる関数を標準系に変形し,解析するデー 6
                タの最大値,最小値等を求める計算手法について学習する.
5.演習,レポート       上記の各項目を理解するために演習,レポート等を課す.
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教科書
なし
補助教科書
なし
履修上の注意
 電気回路(交流理論),アナログ回路,ディジタル回路を修得していること.適宜コンピュータ・シミュレーションを行うので,Windowsが動作するノート型パソコンを各自持参することが望ましい.授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。
評価基準
課題演習レポートにより授業中の例題レベルの問題が解けることを基準として評価.ただし,欠課が1/3超は不合格.
評価法
レポートなど100%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)