国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
素材評価法
Evaluation Methods for Materials
担 当 教 官 加藤 格
学年、学科等 1年 専攻科電気電子専攻 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
電子材料や電子デバイスの研究開発を行うためには、電子材料の組成や構造、および物性の評価技術が重要である。
本講では、電子材料の評価に不可欠な測定機器の原理を学び、これらを使った分析法を修得することを目的とする。
カリキュラムにおける位置づけ
授業の内容 時間
1.評価の基礎 (4時間) :対象とする材料の評価方法についての全体像を把握する。 4
  ・機器分析概論
2.表面解析 (4時間)  :各種顕微鏡の原理と特徴について学ぶ。 4
・透過型電子顕微鏡(TEM)
・走査型電子顕微鏡(SEM)
・その他(SPM、AFM) 4
3.組成解析 (4時間)  :組成解析のための分析機器の原理と特徴について学ぶ。
  ・オージェマイクロプローブ(AES)
  ・X線光電子分光装置(XPS)
  ・蛍光X線分析装置(XRF) 8
4.構造解析(8時間)   :利用する電磁波の基礎について学習し、各種測定法について理解する。
  ・X線回折装置(XRD) 
  ・電子回折装置(LEED)
・赤外分光光度計(IR)
・ラマン分光光度計(Raman)
・紫外可視分光光度計(UV-Vis)
・電子スピン共鳴(ESR) 5
・核磁気共鳴装置(NMR)
5.質量分析 (5時間) :質量分析計の原理と特徴について学び、さらにGCやLCを組み合わせた複合
型分析計について理解する。 4
  ・質量分析計(MS、Q-MS)
  ・複合質量分析計(GC‐MS、LC‐MS、ICP-MS)
6.濃度解析 (4時間) :濃度分析法について学習し各種測定装置の原理や特徴を理解する。
  ・吸光光度法,蛍光光度法
・電気化学分析法
前期末試験 1
   
   
教科書
なっとくする機器分析 (中田宗隆著、講談社)
補助教科書
履修上の注意
評価基準
素材を評価するための適切な解析法を選定できること。測定機器の原理や特徴を理解すること。
評価法
レポートなど100%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)