国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
特別研究Ⅱ(総表)【学修総まとめ科目】
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering II
担 当 教 官 木村 南 教授(他16人)
学年、学科等 2年 専攻科機械情報専攻 実験
単位数 期間 必修 12 単位 通期 (合計 540 時間)
授業の目標と概要
詳細は授業内容欄に記載
カリキュラムにおける位置づけ
詳細は授業内容欄に記載
授業の内容
【達成目標】
 自動車やロボット制御,社会で使用される各種装置から一般家電,携帯端末に至るまで,機械や装置をコンピュー
タによって制御する必要性は近年ますます増大している.本科目では,機械工学・情報工学とこれらの応用技術を基
礎として,問題の認知からソリューションの提案,開発,プレゼンテーションまで,実践的な開発応用能力を育成す
ることを目標とする.自ら課題を探索する能力,チームワークやリーダーシップおよび答えのない問題に解を見出す
認知的能力については,本科における実験,卒業研究,専攻科1年における特別研究Ⅰおよびその他の科目を通じて身
につけてきた.また,課題解決に必要な道具となる知識については,本科および専攻科の専門科目で身につけてい
る.本科目はこれらを総括する科目として位置づけられ,本科4,5年および専攻科で学修した内容を駆使して,高
度な研究課題に取り組み,答えのない問題に解を見出す認知的能力,チームワークやリーダーシップを発揮する社会
的能力,主体的に考える力を高める.また,修了後も自ら学び続ける態度・能力を養う.
【概要】
 現在の工学的諸問題について関心のあるテーマを選ぶ.本科4,5年および専攻科の専門科目で学修した内容を駆使
して,選んだテーマの解決方法模索し,研究計画を立案する.本科目では,グループ単位で実験や研究内容について
の討論会が実施され,チームワークやリーダーシップが求められる.さらには,機械工学・情報工学の両分野からの
コメントおよび学会などによる外部からの評価を受け,研究の質を高めてゆくにはどのようにするか主体的に考え,
専攻科修了時に研究成果をまとめる.また,関連知識の修得に努めることを通じて,修了後も主体的に学び続ける態
度・能力を養う.
【テーマ】
 学生は,次の18個のテーマのいずれかを選択する.
 1.木村南教授「炭素繊維強化プラスチックの成形加工に関するテーマ」
 2.齊藤浩一教授「機械・情報システム工学を応用した生命・生活支援技術に関するテーマ」
 3.福田勝己教授「トライボロジーに関連するテーマ」
 4.角田陽准教授「微細加工学・精密加工学に関するテーマ」
 5.志村穣准教授「機械構造物における強度解析および非破壊検査に関するテーマ」  
 6.多羅尾進准教授「人に身近な用途に向けたロボットの開発に関するテーマ」
 7.堤博貴准教授「圧電素子を用いた超精密位置決め装置の開発に関するテーマ」
 8.林丈晴准教授「機械設計に関連するテーマ」

(続き)
教科目名
特別研究Ⅱ(総表)【学修総まとめ科目】
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering II
授業の内容
 9.小坂敏文教授「教育用システムの開発研究(動的Webシステムの教育への活用)に関するテーマ」
10.小嶋徹也教授「相関の優れた系列の通信およびセキュリティへの応用に関するテーマ」
11.鈴木雅人教授「パタン認識およびその応用に関するテーマ」
12.田中晶教授「ヘテロジニアスマルチホップ移動体無線通信に関するテーマ」
13.土居信数教授「無線通信における信号処理に関するテーマ」
14.松林勝志教授「組み込みシステム開発によるものづくりに関するテーマ」
15.松林勝志教授「組み込みシステムにおける情報処理に関するテーマ」
16.北越大輔准教授「機械学習手法の理論・応用に関するテーマ」
17.吉本定伸准教授「ディジタル信号処理に関するテーマ」
18.吉本定伸准教授「支援ソフトウェア開発に関するテーマ」
【授業スケジュール】
 学生は専攻科1年次の特別研究Ⅰで興味のあるテーマを選び,研究を遂行し,1年次の特別研究Ⅰを継続して,1
年間にわたりその分野を専門とする担当教員から特別研究Ⅱの指導を受ける.授業は学生が主体的にPDCAサイク
ルをまわすことにより進める.
                                        
・特別研究Ⅱの前期授業時間割表を設定する.(4月)
・取り組むテーマの内容, 特にその背景や具体的な問題点を把握する.(4月)   
・具体的な問題解決手法,評価方法,および実験方法について理解し,計画的に実行する.(4月~6月)
・研究を進める上で必要な実験装置やソフトウェアの使用法について理解し,適切に操作し,
 使用する.(4月~6月)
・期待通りの成果(性能)が得られなかった場合,その原因を考察し,新たな問題解決方法,評価方法,
 および実験方法について理解しに実行する.(4月~12月)
・特別研究Ⅱ中間発表の準備を行う.(6月~7月)
・特別研究Ⅱ中間発表会の要旨を提出し,成果発表を行う.発表形式は学会の講演形式に準じたものとする.
 (6月~7月)
・特別研究Ⅱの後期授業時間割表を設定する.(10月)
・特別研究Ⅱ中間発表会で指摘された内容および未着手の課題について,実験および考察を計画的に遂行する.
 (11月)
・特別研究Ⅱ最終発表の準備を行う.(1月~2月)
・特別研究Ⅱ最終発表会の要旨を提出し,成果発表を行う.発表形式は学会の講演形式に準じたものとする.
 (1~2月)
・特別研究Ⅱ論文を提出し,指導教員の査読を受ける.修正が必要な場合は,修正後論文を再提出し,
 再度指導教員の査読を受ける.(1~2月)
・最終発表及び中間発表の英文abstractは英語科教員と担当教員が共同で指導する.
 
 
 
 
 
 

(続き)
教科目名
特別研究Ⅱ(総表)【学修総まとめ科目】
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering II
教科書
特別研究担当教員による.
補助教科書
履修上の注意
研究目的,研究方法を明確にして目的を十分達成できるように努力する.
授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修する.
学修総まとめ科目の成績評価基準の(2)観点と評価に基づき評価を行う.
評価基準
「研究の達成度と研究室での研究態度評価書」,「特別研究論文報告書」,「発表と要旨集」ごとに評価を行い,それぞれの評価について60%以上の評価を得た者をこの科目の合格者とする.
評価法
研究達成度と研究態度,発表と要旨集,特別研究論文
学習・教育目標 東京高専
B-5,C-10,C-12,C-13,D-4,D-5,B-4
JABEE
(a)(d)(e)(f)(g)