国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
センサー工学
Sensor Engineering
担 当 教 官 柚賀 正光
学年、学科等 2年 専攻科一般・共通 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
センサーの種類は多種多様であるが、その中でも半導体はセンサーの代表である。半導体とセンサーの関係を学んだ
後、具体的に温度・光センサーなどについて述べる。また、センサーは単独ではなく制御回路と一体化しているので
センサーを接続した制御回路の具体的使用法について示す。
カリキュラムにおける位置づけ
センサーを使用するには、デジタルにより制御する必要があり、デジタル回路と制御工学は不可欠である。また、セ
ンサーの内部構造を知るため電子物性が関連する。また、基礎の理論として、電磁気学ⅠⅡⅢが基本となる。
授業の内容 時間
1.センサーとは      センサーの内容についての現代の役割について教授する。 1
2.半導体とセンサーの関係 センサーとして重要な半導体の知識を解説する。 5
3.温度センサー    温度センサーの代表としてPN接合温度計・サーミスタ・熱電対について、内部構 6
造と信号変換について説明する。
4.光センサー       光センサーの代表としてCdSセル・光電子増倍管・フォトトランジスタ・ 6
フォトダイオードについて、内部構造と信号変換について説明する。
5.センサーの制御回路   センサーは単体で使用されるのではなく、制御回路と一体化して用いられ 5.5
るので、デジタル制御の概要を解説し、温度,光センサーの具体的使用法を示す。
6.その他のセンサー    その他の代表的センサーとして、焦電センサー・ホール素子・ガスセンサー・ 6
歪センサーなどの物理化学的あるいは機械的センサーについて簡単に内部構造と信号変換の概要を説明す
る。
 
 
前期末試験 0.5
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
特になし
補助教科書
特になし
履修上の注意
半導体工学と電子回路の基礎知識を復習しておく。本科2~4年次の実験内容に関するデジタル回路の関係で、ICの使用方法・デジタル制御の基礎などについて理解しておく。授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。
評価基準
センサーの種類や構造が理解できる。半導体とセンサーの関係について説明できる。センサーを用いた測定法がわかる。標準的教科書レベル60%以上クリアできる。
評価法
定期試験100%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)