授業の目標と概要 |
原子核の構造を学び、さらに放射線や核分裂などの現象を深く理解することを目指す。はじめに原子核の構成要素で |
ある陽子や中性子について説明し、それらの間に働く核力の性質を調べる。α線、β線、γ線のそれぞれの特徴をみた |
後、原子力発電の原理である核分裂反応について解説する。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
力学、熱力学、電磁気学など物理学の基本的な内容を前提とする。ミクロな現象を扱うときの基礎知識となる。 |
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1. ボーアの水素原子モデル |
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量子論的な考え方(英語の文献)、ボーアの水素原子モデル |
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2. 原子核を構成しているもの |
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核子と呼ばれる、陽子、中性子 |
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3. 重い原子核の構成 |
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原子核の結合エネルギーの式(ベーテ・ワイゼッカーの質量公式) |
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4. 放射線 |
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α線、β線、γ線 および α崩壊、β崩壊、γ崩壊 |
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5. 核分裂 |
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原子力発電の原理である核分裂反応、化学反応と核反応の相違点、 |
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教科書 |
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補助教科書 |
書名:高専の物理、編集:小暮 陽三、発行所:森北出版(株)
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履修上の注意 |
はじめの約4回分の講義では英語の文献を使用するので、各自、割り当てられた箇所の英文を訳してくること。
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評価基準 |
物理学の基本法則を原子核レベルの現象に適用して学習し、英語文献を訳すことができる上、配布する資料の問題と同程度の問題を6割以上解くことができる。
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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