国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
文章表現論
Japanese Expressions
担 当 教 官 青野順也
学年、学科等 1年 専攻科一般・共通 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 私たちが現在使っている日本語は、どのような経緯をたどって成立したのだろうか。また、過去の日本語の姿を知
るにはどのような方法があるのだろうか。そして、現代を生きる私たちが日本語の歴史を学ぶことにはどのような意
義があるのだろうか。
 以上のことを受講者とともに考えていき、表記・文法・文体・語彙など、日本語表現への新たな視座を得ることと
したい。
カリキュラムにおける位置づけ
 人文社会系の基礎としての日本語の理解、またその表現力、日本語によるプレゼンテーション力、コミュニケー
ション力等の習得をめざす。
授業の内容 時間
1.古代日本語の特徴 12
・ガイダンス――日本語の歴史と現代日本語
・古代日本語とはどのような言語であったのか、文学作品の表記・文法などからその特質を理解していく。
2.古代語から近・現代語へ 12
・中世(鎌倉・室町時代)日本語は、古代日本語がどのような変化をたどって成立したのか、続いて、現代
語の直接の祖とみなされる諸特質を考察し、現代日本語との連続面を明らかにしていく。
3.日本語の歴史と現代日本語 6
・ここまでの授業内容を承け、各自が課題を設定してプレゼンテーションを行う。その後の質疑応答を通し
て議論を深めていく。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
プリント等配布
補助教科書
履修上の注意
この授業では古典語の考察も行うが、分かりやすく説明するので心配には及ばない。また、気づいたことや意見があれば積極的に発言してほしい。
評価基準
プレゼンテーション及びレポートの、課題設定は適切か、分析・結論は妥当か、議論への参加は積極的かといった点を基準にして評価する。
評価法
レポートなど50%,プレゼンテーション50%
学習・教育目標 東京高専
B-2
JABEE
(d)(f)