教科目名
パルス回路
fundamental of pulse circuits
担 当 教 官
:
内田 恭敬、大塚 友彦
学年、学科等
:
4年
電子工学科
通常講義
単位数 期間
:
必修
1 単位
後期
週2時間
(合計 30.5 時間)
授業の目標と概要
近年はICを用いて回路を設計することが多く、ブラックボックスとして扱えるため実際にどのような原理で回路が動
作しているのかを理解するのは難しい。パルス回路ではトランジスタやコンデンサー抵抗を用いたパルス回路の基礎
として波形操作や発振回路について解説する。
カリキュラムにおける位置づけ
電子工学科の基幹となる回路・通信系科目群の中で、離散素子によるパルス回路を教授する科目となっている。
授業の内容
時間
1. パルス波形の扱い
2
立上がり・立下り時間を理解する。
2. CR回路
6
充放電の過渡現象、カットオフ周波数、チルト、微分・積分回路とその応用を理解する。
3. ダイオードスイッチング
2
スイッチングとその等価回路を理解する。
4. 波形整形回路
クリッパ回路、クランプ回路、リミッタとスライサ、カレントスイッチの原理を理解する。
6
5. トランジスタスイッチング回路
トランジスタによるスイッチング回路と応答速度について理解する。
2
6. 双安定マルチバイブレータ
動作やトリガ入力部の仕組みを理解する。
2
7. 非安定・単安定マルチバイブレータ
動作原理と発振周波数の計算法を理解する。
4
8. シュミットトリガー回路
3
動作原理とヒステリシス特性について理解する。
9. その他発振回路
3
ブロッキングオシレータなど応用パルス回路の動作原理を理解する。
学年末試験
0.5
(続き)
教科目名
パルス回路
fundamental of pulse circuits
教科書
プリント等
補助教科書
履修上の注意
交流回路とアナログ回路の基礎を十分に理解しておくこと。また、回路設計等の演習を行うことがあるので関数電卓を持参すること。
評価基準
パルス波形の操作および発振回路設計の基礎を理解する。
評価法
定期試験100%
学習・教育目標
東京高専
C-6
JABEE
(d)