国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
創造電気実験Ⅲ
Electrical Engineering Laboratory III
担 当 教 官 伊藤 浩、綾野 秀樹
学年、学科等 4年 電気工学科 実験
単位数 期間 必修 4 単位 通期 週4時間 (合計 120 時間)
授業の目標と概要
創造電気実験の総まとめとして、これまで得た知識や技術を使って、3名程度のグループ毎に設定する独自の製作目
標に挑戦し、その成果を発表する。前期はFPGAを用いたステートマシンの設計製作、後期は1チップマイコンを用
いたシステムの設計製作を行う。
カリキュラムにおける位置づけ
関連科目:ディジタル回路、電子計算機、制御工学、ディジタル信号処理、電気回路、パワーエレクトロニクス
授業の内容
【前期】
1.FPGAを用いたステートマシンの設計
 FPGA(Field-Programmable Gate Array)によるステートマシンの設計を行う。
 基本課題として、4桁の暗証番号により開閉する電子ロックの設計を行う。
 応用課題として、電子野球ゲームの設計を行う。さらに,仕様書,設計書を作成する。
 最後に設計した内容を発表する。
 1.1 基本回路の設計
 1.2 電子ロックの設計
 1.3 野球ゲームの設計
 1.4 野球ゲームの仕様書、設計書
 1.5 プレゼンテーション 
【後期】
2.ワンチップマイコンを用いた制御システムの設計
 ワンチップマイコンによる制御システムの設計・製作を行う。
 ワンチップマイコンの基本的な理解から使用法を習得する。
 課題には、ディジタルフィルタとDCモータの速度制御を行う。
 2.1 基本プログラムの作成と動作確認
 2.2 ディジタルフィルタの設計と評価
 2.3 DCモータの速度制御システムの設計と評価
 ※実験日ごとに作業報告書として当該日に行った実験内容,結果,考察及び,事前に学習した内容のレポートを作
成し次週に提出する。
 
教科書
プリントを配布する。
補助教科書
デジタル回路の教科書、「H8/Tinyマイコン完璧マニュアル」島田 義人 CQ出版
履修上の注意
①実験報告書は指定期日に提出すること。また、やむを得ず遅刻,欠席する場合は速やかに担当教員に連絡すること。②実験時間だけの取り組みでは時間不足となるので、調査等の事前に準備できることは、自学自習にて予めしておくこと。
評価基準
基本的なステートマシンの設計ができる。マイコンを用いたシステムのハードウェアおよびソフトウェアを理解し、基本的なシステム設計ができる。
評価法
レポートなど,実験態度,設計・製作作品
学習・教育目標 東京高専
C-3,C-7,C-8,C-9,C-10,C-11,C-12,C-13
JABEE
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