国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
アナログ回路Ⅱ
Analog Circuits II
担 当 教 官 久慈 憲夫
学年、学科等 4年 電気工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 アナログ回路Iで学んだ増幅回路の基礎知識をベースに、負帰還や電力増幅や高周波増幅などの各種増幅回路、
オペアンプによるアナログ演算、について学習する。また,電力増幅をおこなうと半導体は発熱し放熱の必要
が有る.放熱に関する簡単な設計は電気系エンジニアの責任分野であるので,電子回路の放熱設計についても学ぶ.
 教科書や板書,配布物の例題が60%程度解けることを目標とする.
カリキュラムにおける位置づけ
 電磁気学,電気回路,半導体工学の応用的な上位に位置する.
授業の内容 時間
1.各種の増幅回路1:負帰還増幅回路(3回) 6
 負帰還増幅の概念、負帰還による増幅器の特性改善、について学習する.
2.各種の増幅回路2:電力増幅回路(3回) 6
 A級増幅回路,B級増幅回路,C級増幅回路について学習する.
3.各種の増幅回路3:高周波増幅回路(1回) 2
 共振と同調を用いた増幅について学習する。
後期中間試験 1
3.各種の増幅回路3:高周波増幅回路(1回)続き 2
 単同調及び複同調回路について学習する。
4.演算増幅器 (3回) 6
 反転増幅回路,非反転増幅回路,加算回路について学習する.
5.総合設計 (2回) 3
 アナログ回路の簡単な設計について学習する
6.放熱設計 (2回) 3
 増幅器の放熱設計について学習する.
学年末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
教科書
書名:電子回路の基礎マスター. 著者:船倉一郎. 発行所:電気書院.
補助教科書
随時プリントを配布する.
履修上の注意
実回路に置き換えた場合に興味を持つこと.授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。毎回、講義終了時に演習レポートを提出することになるので、A4レポート用紙を用意しておくこと。
評価基準
定期試験及びレポート課題で、講義中や配布物の例題を60%以上解けること.
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
C-2,C-6
JABEE
(d)(h)