教科目名
電磁気学Ⅲ
Electromagnetism III
担 当 教 官
:
伊藤 彰
学年、学科等
:
4年
電気工学科
通常講義
単位数 期間
:
必修
1 単位
前期
週2時間
(合計 30 時間)
授業の目標と概要
電磁気学Ⅲ(電磁波基礎)の授業では、基礎電磁方程式として電磁法則とマクスウエルの方程式( 積分形及
びベクトル演算子を用いた微分形 )を理解し、次に電界と磁界の波動である電磁波の基本的性質、平面電磁波
の反射と屈折、電磁波放射の基礎について学習する。
カリキュラムにおける位置づけ
物理、解析学、応用数学、電磁気学、過渡現象論、回路網理論などを基礎とした科目である。電磁気学の
電磁波部分の内容であり、電磁波工学の基礎を担っている。
授業の内容
時間
1.電磁波とは
6
電磁波の応用例,電波の発見,無線通信の始まり,電磁波の周波数,アンテナ
2.平面波
7
マクスウェルの方程式,波動方程式,平面波,ポインチングベクトル,偏波,平面波の反射
3.伝送線路
4
伝送線路の種類,導波管
4.電磁波の放射
4
波源からの放射,微少電流素子からの放射,指向性
5.基本的なアンテナ
4
線状アンテナ,板状アンテナ,開口面アンテナ
6.電波伝搬
4
電波伝搬の分類,地上波伝搬,対流圏伝搬,電離圏伝搬,フェージング
前期末試験
1
(続き)
教科目名
電磁気学Ⅲ
Electromagnetism III
教科書
書名:電磁波工学入門、著者:高橋 応明、 発行所:数理工学社
補助教科書
履修上の注意
ベクトル、微分積分学、物理、電気回路、電磁気学の基礎事項(静電界、静磁界、定常電流界及び電磁誘導など)を理解していること。授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。
評価基準
電磁法則、波動方程式、電磁波の基本的性質、平面電磁波の反射と屈折などについて学習し、教科書レベルの問題で60点以上をとること。欠課時数が1/3を超えると不合格となる。
評価法
定期試験100%
学習・教育目標
東京高専
C-5
JABEE
(c)(d)