国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
情報数学Ⅰ
Computer Mathematics I
担 当 教 官 山下 晃弘
学年、学科等 3年 情報工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
情報科学全般の基礎となる離散数学の代表的な概念,記法,論法について学び,論理的思考を
身につけることを目的とする.内容は,集合,写像,関係,再帰,命題論理の初歩の概説である.
カリキュラムにおける位置づけ
本科目は情報工学全般の基礎科目として位置づけら、4年次の情報数学Ⅱに続く科目である。
授業の内容 時間
(1)集合 6
  集合の記法、集合の性質、部分集合、集合の演算とその性質、無限演算、
  直積、要素の個数
(2)写像 6
  写像の定義、像の記法、写像の考え方、単射と全射、逆写像、写像の合成、
  恒等写像、写像のグラフ
2
(3)関係
  関係、関係と部分集合、関係の合成、逆の関係、関係の和と共通部分、
  同値関係、順序関係、辞書式順序、整礎関係
前期中間試験 1
(3)関係(続き) 4
  関係、関係と部分集合、関係の合成、逆の関係、関係の和と共通部分、
  同値関係、順序関係、辞書式順序、整礎関係
(4)再帰的構造 4
  再帰的構造、BNF,意味論
(5)命題論理 6
  文の記号化、論理式、命題論理の意味論、ブール代数、命題論理の体系
前期末試験 1
   
   
教科書
石村 園子著:やさしく学べる離散数学,共立出版
補助教科書
履修上の注意
適宜小テストを行なう.実施方法等の詳細は最初の授業で指示する.
評価基準
集合・写像・関係,再帰,命題論理の基礎について理解していること.
評価法
定期試験80%,課題・小テスト20%
学習・教育目標 東京高専
C-1
JABEE
(c)