国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
確率・統計Ⅱ
Probability and Statistics II
担 当 教 官 鈴木 雅人
学年、学科等 3年 情報工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
確率・統計Iで学習した内容を踏まえて,統計学で中心的な役割を果たす正規分布の概念に関する理解
をさらに深める。また,推定や検定の方法について,簡単な例題を通して理解することを主な目的とする。
カリキュラムにおける位置づけ
確率・統計Ⅰの継続科目であり,同科目では引き続き,情報工学を前提とした内容を学習し,上位学年で開講される
専門科目の基礎とする。
授業の内容 時間
1.連続確率変数と確率分布 6
 1-1 連続確率変数        連続分布と離散分布,確率密度関数
 1-2 連続分布          一様分布,正規分布,標準正規分布
 1-3 2次元離散確率分布     2次元離散確率変数,同時分布,周辺分布,条件付分布
 1-4 2次元確率変数の独立性   確率変数の独立性,独立な確率変数の期待値
8
2.正規分布の性質
 2-1 正規分布とその性質     正規分布の性質,正規分布表
 2-2 正規分布の標準化      標準正規分布と標準化
 2-3 二項分布と正規分布     二項分布と正規分布との関係
 2-4 大数の法則         大数の法則
 2-5 中心極限定理        中心極限定理
後期中間試験 1
4.推定 6
 4-1 母集団と標本        母集団,標本,乱数
 4-2 点推定           点推定,不偏推定量
 4-3 区間推定          区間推定
5.検定 8
 5-1 母平均の検定
 5-2 母分散の検定
 5-3 母比率の検定
 5-4 平均の差の検定
 5-5 適合度の検定・独立性の検定
学年末試験 1
   
   
   
教科書
高遠節夫ほか著「新確率統計」大日本図書
補助教科書
履修上の注意
確率・統計Ⅰの内容を十分に復習しておくこと。原則として毎回宿題および小テストを行う。
評価基準
連続確率分布,特に正規分布に関する性質を理解し,簡単な推定や検定ができることを合格の基準とする。尚,評価方法の詳細は第1回目の授業で説明する。
評価法
定期試験60%,小テスト30%,宿題10%
学習・教育目標 東京高専
C-1,C-8
JABEE
(c)(d)