授業の目標と概要 |
①基本構成単位は細胞 ②世代を継続 ③反応 ④生成 この4つが「生物の定義」である。生化学とは生命現象を化 |
学的に研究する学問である。生体を構成する物質、世代の継続(遺伝)、代謝と酵素(生成)、細胞内情報伝達(反 |
応)について理解を深めることで、4つの「生物の定義」を化学的に把握し、身近な生物現象の普遍性を理解するこ |
と、並行して、生物学および生化学の研究手法を理解することを目標とする。今後の技術者としての社会生活を送る |
上で不可欠な知識の取得をめざす。 |
|
カリキュラムにおける位置づけ |
生物学,有機化学,分析化学,物理化学の基礎のもと、生物における化学反応を理解する科目である。4年以降の分子 |
生物学、微生物学、生物工学の基礎となる科目である。 |
|
|
ガイダンス |
1 |
糖質とは |
|
糖質は生物のエネルギー源となる重要な物質である。その分類と構造について理解できるようになる。 |
|
問題演習提出 4点 |
2 |
糖質を用いたエネルギー産生 |
|
生物は主に糖質を摂取することで生存に必要なエネルギーを産生している。食物から得られる糖質は、体 |
5 |
内でどのような形になって利用されているのか、また、実際にどのような経路を経て、糖質からエネルギー |
|
が産生されるのかを理解する。 |
|
5/22 17時演習問題提出期限 4点 |
|
5/25 問題演習 4点 |
2 |
中間試験 100点満点を35点に換算する |
|
有機物を必要としないエネルギーの産生-光合成を中心に |
5 |
有機物の摂取なしにエネルギーを得ることができるのは、太陽エネルギーを利用して無機物から有機物を |
|
産生できる独立栄養生物と呼ばれるものである。どのような仕組みなのか理解する。 |
|
|
|
核酸 |
3 |
核酸は生物の四大有機物群のひとつであり、生体情報の担い手である。主にその構造について理解する。 |
|
アミノ酸とタンパク質 |
3 |
タンパク質は生物の四大有機物群のひとつであり、核酸に書き込まれた情報をもとに産生され、生体内の |
|
化学反応を担っている。主にその構造について理解する。 |
|
問題演習提出 4点 |
|
脂質 |
3 |
四大有機物群の最後の一つ、脂質は、糖質から得られたエネルギーを利用することで、エネルギーの貯蔵 |
|
および大量産生に重要な役割を果たす。主にその構造と分類について理解する。 |
|
7/10 17時演習問題提出期限 4点 |
2 |
7/13 問題演習 4点 |
|
期末試験 100点満点を37点に換算する |
|
8/3 試験返却、視聴覚教材感想文提出 4点 |
2 |
|
|
|
教科書 |
|
補助教科書 |
|
履修上の注意 |
生物学,有機化学,分析化学,物理化学で学習した内容を十分に理解しておくこと.考慮すべき理由のない遅刻・早退は、授業の妨げとなるため減点します(2点)。提出物提出遅れは減点されます。自学自習のための演習資料を配布します。自習し提出すること。
|
|
評価基準 |
80点以上でA、70点以上80点未満でB、60点以上70点未満でC、60点未満でD(小数点以下切り上げ)。再試者が3人未満の時は再試を行いません。
|
|
評価法 |
|
学習・教育目標 |
東京高専 |
|
JABEE |
|